米マサチューセッツ工科大学が発行する情報誌「MIT Technology Review」が、2013年最も革新的だった企業ランキングを発表しました。こちらからご覧いただけます。
見覚えのある企業名も多数並んでいますが、「え、この企業が入ってるの?」というものから、「あれ、この企業名がない...」というものまで、さまざまです。
ランキングを作成したのがマサチューセッツ工科大学ですから、私達一般人からでは理解しがたい部分も多いのかもしれません。逆に、インテリ派な方なら納得のランキングなのでしょうか。
ここでは、気にある企業をいくつか見てみましょう。
ベスト5
まずは、上位5企業を見てみたいと思います。上から順に、
1位.Illumina(イルミナ):ヒトゲノム解析で大きな成果を上げた
2位.Tesla Motors(テスラ・モーターズ):バッテリー式電気自動車の開発・販売
3位.Google
4位.サムスン
5位.Salesforce.com(セールスフォース・ドットコム):クラウド顧客管理システムを提供
私達となじみの深い企業としては、Googleとサムスンの2社がランクインしました。Googleは分かりますが、サムスンがこの位置とは少し驚きですね。
その他気になる企業
さて、6位以下で気になる企業も、いくつか見てみましょう。名前の知っている企業を全部見ていくと終わりませんので、3社に絞らせていただきます。
6位:Dropbox
6位には、クラウドストレージサービスの『Dropbox』(レビューはこちら)がランクインしています。TABROID編集部でも、大活躍中のアプリですよ。
14位の『Box』(レビューはこちら)も、同分野ですね。
10位:Amazon
やはりこの企業は書かせません、通販サイトの『Amazon』。いずれ、物流の全てを支配してしまいそうな企業です。
27位:Evernote
クラウドメモアプリの、『Evernote』(レビューはこちら)もランクインしていました。高度な仕事をするような人にとっては、欠かせないツールなのでしょう。
アップルもSNSもない
さて、ランキングをよく見ていると、気になることがあります。それは、
ということ。
4位にサムスンが入っているのに、アップルが入っていないというのは意外ですよね。また、「Facebook」や「Twitter」といった、SNS系サービス提供企業は一社も入っていません。
ランキングの概要ページを見てみると、以下のように書かれています。
Familiar names such as Apple and Facebook aren't on this list because reputation doesn't matter. We're highlighting where important innovations are happening right now.
訳:企業の評判は重視していないので、AppleやFacebookなどのおなじみの名前はこのリストに入っていません。重要な事は、今現在革新を起こしていることです。
うーん、それなら余計にアップルが入りそうな気がするのですが...。筆者には、このへんの感覚はよく分かりません。
SNS系のサービスも、まさに今現在革新を起こしている分野のような気がします。もうSNSは古いということなのでしょうか?
とはいえ、海の向こうで、私達とは全く違った生活をしている人たちの出したランキングです。理解しがたい部分があるのも、しかたのないところなのかもしれません。
今年はアップルがこのランキングに入るぐらいの、すごい革新を起こしてくれることに期待したいですね。
50 Smartest Companies[MIT Technology Review via アプリオ]
(コンタケ)