「覚えたければパソコン入力よりも手書きしなさい」とは昔からよく言われていたものですが、この理論が正しいと科学的に証明されたようです。海外科学情報サイトのPsychological Scienceによります。
今までパソコンのタイピングが記憶に向かないのは、同時に別の作業ができて気が散ってしまうためだと思われていました。しかし、今回の研究結果によると、パソコンをメモのためだけに用いても学習の効率が悪いということが判明したそうです。
これは、手書きは自分の言葉や書き方でまとめるのに対し、パソコンでは一字一句をそのまま入力してしまうことが原因とのこと。たしかに、パソコンの方が早く入力できる分、考えずにそのまま打ってしまいがちですね。
やはり、勉強には手書きが一番ということなのでしょうか。
ただし、この研究は、あくまでも「パソコンのキーボードを使った入力」での実験となっています。今では、キーボード以外にも、さまざまな入力方法が存在していますよね。
例えば、スマホの手書き入力アプリ『mazec2』(マゼック2/レビューはこちら)を使った場合であれば、どうなのでしょうか。デジタルではありますが、入力自体は「手書き」です。
他にも、手書きに特化したタブレット『GALAXY Note 3』(ギャラクシー ノート 3/レビューはこちら)なんてのもあります。これらを使った場合の学習効率については、まだ未知の領域と言えましょう。
今後の研究次第では、手書きだけに完全特化した「学習用タブレット」なんてのが出てきたりするのでしょうか。とはいえ、しばらくの間は、やっぱり紙に手書きが無難な選択なのかなと思いました。
Take Notes by Hand for Better Long-Term Comprehension[Psychological Science via ライフハッカー]
(コンタケ)