スティーブ・ジョブズ氏が基調講演で使っていたプレゼンテーションソフトを元に作られた、アップル謹製プレゼンアプリ『キーノート(Keynote)』をiPhoneで使ってみませんか。
もちろん本来ならば、スライドの細かい作り込みなどはMac版で作業するのがセオリーですが、小さい画面でも操作しやすいアプリに仕上がっているので、やろうと思えばiPhoneだけでゴージャスなプレゼン資料を作ることだって可能です。
美しいテーマで簡単にスライドを作れる
アップル製アプリ全般に言えることですが、デザイン的に優れたテーマ(テンプレート)が豊富に用意されていて、誰でも美しい資料を作成できるようになっているのが最大の特長です。
テーマでは、あらかじめ背景やテキストの色やグラデーション、サイズなどが設定済み。デザインに詳しくない人もこの設定に沿って文字や写真を配置していけば目を引くプレゼン資料を作れます。
文字や写真もラクラク作業できる
iPhone/iPadに最適化された操作性の良さは、さすがアップル。小さな画面でもストレスなく文字入力や写真の貼り付けができます。
ページ上に配置した文字や写真などのオブジェクトは、自由に移動、拡大縮小、重なり順の変更ができ、透明度の変更やちょっとした画像の加工などを使いこなせるようになると、PCのプレゼンテーションソフト顔負けのポテンシャルを発揮するようになりますよ。
美麗な効果や演出で「ジョブズ気分」に
画像などオブジェクトには、影や床の反射といった特殊効果を入れられます。これらによって、アップルのプレゼンでよく見られる高級感ある仕上がりが得られますよ。
グラフ、表、図形は、同じくアップル製の「ページズ」「ナンバーズ」と同様の美しいデザインをそのまま使えます。
スライド切り替え時や、オブジェクト出現時のアニメーション効果(エフェクト)も多数収録。キレイかつパワーポイントにはない独特の演出が多いため、このエフェクトのためだけにキーノートを使うビジネスマンもいるとか。
もちろんiPhone版キーノート単体でプレゼンの再生が可能なので、Macで作成したプレゼンデータをiCloud(アップルのクラウドサービス)で共有して手元で再生する用途にも使えます。
スライド再生時はジェスチャーでスムーズに操作できますよ。
ジョブズ氏が愛用したアプリを使えるのは、アップルユーザーだけの特権です。パワーポイントと並ぶもう一つの選択肢として、ぜひ覚えておいてくださいね。
使用端末:iPhone5(OS:7.1.1 バージョン:2.2.1)
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発売元:Apple/更新日:2014年4月22日/価格:無料/対応機種:iOS 7.0 以降
(ワタナベダイスケ)