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ノートPCでの『Chrome』使用は注意! 不具合でバッテリーの減りが大
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ノートPCでの『Chrome』使用は注意! 不具合でバッテリーの減りが大

2014-07-17 07:00
    140716_chromebattery_top.jpg長時間電源アダプターを抜く時は、別のブラウザを。

    「Windows」パソコンのWebブラウザ『Google Chrome』に、電力を大きく消費してしまう不具合が発覚しました。米経済誌のForbesが伝えています。

    同誌によると、通常時のパソコンの消費電力が12~15ワットなのに対し、『Google Chrome』の起動中は15~20ワットに上昇するそうです。これは、電源がつながっている時は問題ありませんが、バッテリーの持続時間には大きな影響を与えてしまうとのこと。

    普段オフィスでノートパソコンと『Google Chrome』の組み合わせを使っている筆者にとって、これは見逃せない情報です。おそらくですが、同じ組み合わせを使っているという方は、他にも多数いらっしゃることでしょう。
     


    消費が大きくなる原因は?


    では、一体どうして『Google Chrome』を使用すると、電力の消費量が上がってしまうのでしょうか。

    これは、『Google Chrome』を起動すると、パソコン内の「system clock tick rate」(システムクロックティック·レート)という数字が上昇してしまうことに起因します。なにやら、聞きなれない言葉ですね。

    「システムクロックティック·レート」とは、ものすごくざっくり言うと、パソコンがどれだけの間隔で「仕事をしているか」を示す数字です。この数字が小さいほど、パソコンは絶え間なく仕事をし続けている状態になります。

    通常時のパソコンの「システムクロックティック·レート」は、15.625ms。これは、毎秒64回仕事をしている状態であることを示しています。

    一方、『Google Chrome』を起動している時の「システムクロックティック·レート」は、1.000ms。これは、毎秒1,000回も仕事をしているということになります。まさに過労状態。

    この1.000msという数字は、『IE』などのブラウザの場合、「YouTube」の視聴といった負荷のかかる処理をしている時のみ出ます。つまり、『Google Chrome』を使うと、常時「YouTube」を見ているぐらいの電力消費が発生しているということですね。


    対処法


    残念ながら、今のところ根本的な対策方法はありません。設定などでも、「システムクロックティック·レート」を抑えることはできなというのが現状。

    ノートパソコンで電源アダプターを抜いているときは、『IE』や『Firefox』(ファイアーフォックス)といった別のブラウザを使うしかありません。まあ、長い時間アダプターを抜いたまま使うことがない人であれば、気にする必要もありませんが。


    ノートパソコン+『Google Chrome』の組み合わせで使っている方には、ちょっとした衝撃になったであろうこのニュース。出来るだけ早く、修正されてほしいものですね。


    Google's Chrome Web Browser Is Killing Your Laptop Battery[Forbes via GIGAZINE]

    (コンタケ)

     

    RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2014/07/pcgooglechrome-loss-battery.html
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