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ゲームだし、じゃ許されない 「チート」行為で書類送検
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ゲームだし、じゃ許されない 「チート」行為で書類送検

2014-08-04 13:00
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    オンラインゲームでのチートは、絶対にダメです。

    オンライゲームポータルサイト「ネクソン」が運営するタイトル、「サドンアタック」にて、チートツール使用者3名が書類送検されました。ゲーム情報サイト4Gamer.netのレポートによります。



    オンラインゲームでのチート行為による逮捕は、筆者が知るかぎりではこれが初めてです。一体、何があったのでしょうか。
     

    チート行為とは

    まず、「チート」について、簡単にご説明いたしましょう。

    「チート」は、アルファベットで書くと「cheat」。「だます」とか、「詐欺」といった意味です。

    ゲームにおける「チート」は少し意味が変わり、ゲームのデータを改造して本来できないようなプレイをすることを指します。たとえば、自分のキャラクターを無敵にしたり、アイテムやお金を好きなだけ手に入れたりするといったところ。

    「チート」は一般的に推奨される遊び方ではありませんが、家庭用ゲームで一人で楽しむ分には問題になることはありません。しかし、これがオンラインゲームとなると、話は大きく変わってきます。

    オンラインゲームは、多くのプレイヤーが同時に同じ世界でプレイします。この中に、チートで異常に強かったり、無敵状態になっていたりするプレイヤーがいたら、普通にプレイしている人はやっていられません。

    そのため、オンラインゲームでのチートは、どのゲームでも禁止されています。基本的には、チート行為をすると、ゲームへの接続を遮断される措置をとられるのがほとんどです。


    事件の経緯

    今回少年3人は、「電子計算機損壊等業務妨害容疑」で書類送検となりました。これは運営のネクソンが、「苦情対応」「技術的防御措置」「外部委託による24時間監視措置」をする必要に迫られ、損害を被ったため適用されたということです。

    本法律についての詳しい解説は、以下のWikipediaをご覧ください。



    書類送検された少年3人の内、1名はチートを使ったプレイをしているところをネット配信で生放送していました。残りの2名はチートのためのツールの作者で、このツールを販売し利益をあげていたとのことです。

    今までに、オンラインゲームのチート行為で書類送検に至った例はほぼありませんでした。そのため、特に重大な違反行為していたこの3名が、まず対象になったということでしょう。


    オンラインゲームという世界

    オンラインゲームは、多くのプレイヤーが同時に同じ土俵で遊べるからこそ面白いものです。だからこそ、チート行為は、自分以外の多くのプレイヤーに迷惑をかけてしまいます。

    また、本件のように、チートは運営会社にとって多大な損益を与える行為でもあります。今回の事例ができたことにより、今後チート行為の取り締まりは今までになく厳重になっていくことかと思います。

    ゲームで人生を棒に振るようなことにならないよう、チート行為は絶対にやめましょう。


    本件に関し、4Gamer.netでは、ネクソン社員の方たちへのインタビューも行われています。興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。


    ・「サドンアタック」でチートツール使用者3名が電子計算機損壊等業務妨害容疑で書類送検
    ・「サドンアタック」のチート使用で書類送検された事件を神奈川県警が説明。JOGAの情報共有会をレポート&運営のネクソンにインタビュー[4Gamer.net]

    (コンタケ)

     

    RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2014/08/nexon-suddenattack-cheat.html
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