各SNSをユーザーがどのように利用しているかをまとめた、「今どきのシェアネタ事情」がNTTアドから発表されました。
本レポートのメインは、それぞれのSNSが「どのような目的で利用されているか」についてです。しかしそれよりも、レポート後半にある、年代別「Facebook」の利用法をまとめたグラフが興味深かったので、ご紹介いたします。
どう興味深かったかというと、最も社会に対する関心が高かったのが10代という結果になっていたのです。下のグラフをご覧ください。
10代のFacebook事情
Facebookを「社会情勢・ビジネス関連の情報共有に向いている」と回答したのは、圧倒的に10代が多くなっています。他の年代と比べ、2倍近くの差がついていますね。
20代以上の方たちも、職場の人と顔を合わせてビジネスの話をしているのだろうと思います。しかし、10代の頃から社会情勢やビジネスについて話し合っているとは、素直に驚きました。
筆者が10代の頃といえば、RPGでいかに速くレベルを上げるかで頭がいっぱいだったものですが、今の若い人たちは将来や世間のことをしっかりと考えているようです。「脱ゆとり世代」とも呼ばれる10代の子どもたち。彼らは大人たちよりもずっと日本のことを考えているのかもしれません。
男女のFacebook事情
また、男女でのFacebookの使い方の違いについても、まとめられていました。こちらも大きな開きがあって面白かったので、ご紹介いたします。
百聞は一見にしかずということで、以下のグラフをご覧ください。
きれいに真逆! 実に分かりやすいですね。
このグラフについてNTTアドは、
一方、女性は、「流行・トレンド関連の情報共有に向いている」自分の生活・行動の情報提供(拡散)に向いている」「知人や家族との連絡手段に向いている」といった意識が強く、仲間同士の間で、女子感やリア充を演出し、好感度を高めたいという欲求がうかがえる。
と評しており、そりゃあんまりじゃないのという気がします。確かに、そう読み取ることもできるのですが...。
60~70代のFacebook事情
さて、このレポートでは10~50代までしかまとめられていませんが、60代以上の人たちにSNSを使っている人はいるのでしょうか。イメージとしては、使っている人はごく少数な気がしますよね。
しかし、実はそんなことはありませんでした。読売新聞の記事によると、60~70代の人たちのおよそ2割が、ほぼ毎日SNSを利用しているというのです。これは、筆者の予想よりはるかに高い数字でした。
せいぜい1割ほどだと思っていたのですが、まさかこんなにも高齢者がSNSを利用しているとは。筆者もこの方たちを見習って、いつまでもハイテク翁でありたいものです。
皆さんのFacebook利用法は、本調査と合致するものだったでしょうか?
もし全く当てはまっていなかったとしても、気にする必要はありません。SNSの使い方は人それぞれですので、調査結果に流されず、自分の使いやすいように使うのが一番です。
先事新聞 vol.32 今どきのシェアネタ事情[NTTアド via Business Media 誠]
SNS利用、60~70代の2割ほぼ毎日[読売新聞]
(コンタケ)