しかし、この時期のニュースで報道されるのが、痛ましい水難事故。警察庁の発表によると、昨年、2013年夏季(7月~8月)に発生した全国の水難事故は573件、このうち中学生以下の子供の事故が118件となっており、全体の約2割を占めています。(出典:警察庁生活安全局地域課)
海や川でお子さんから目を離さないのはもちろんですが、ふとした隙をついて事故は訪れるもの。そんな水の事故に備えるために、子供の危険をiPhoneに知らせてくれる「iSwimband」というバンド型端末をご紹介します。
子供に装着、危険があったら親に通知!
「iSwimband」は子供の頭に装着するバンド型のセンサー端末。同名のiPhoneアプリを親のiPhoneにインストールして使います。
iSwimbandが一定時間水没していると、センサーが「危険」と判断し、Bluetoothで親のiPhoneアプリに通知を送る仕組み。お子さんによって水泳のスキルも異なるので、通知を送るまで時間は変更することが可能です。
気になるのがセンサー端末のバッテリーですが、交換不要の使いきりタイプで持続時間は数百時間とのこと。1つのiOSデバイスで8つのバンドまで対応可能なので、兄弟が多い家族でも充分ですね。
通知可能範囲は最大100フィート(約33m)なので、あまり離れすぎないよう注意は必要です。
子供が身につけるバンドは「SWIMMERS」と「NON-SWIMMERS」の2種類のサイズを用意。サイズが小さい「NON-SWIMMERS」は乳幼児向け。ハイハイが大好きな小さい子から目を離さないようにするのは本当に大変ですからね...。もうこの写真を見るだけでハラハラしてしまいますが...。
iSwimbandの価格は、1セット$79.99(日本円で約8,200円)。公式サイトから購入することができます。iPhoneアプリは無料です。いまのところ、国内での販売は予定されていないようです。
ちなみに、冒頭で紹介した統計によると、昨年一番水難事故が多かった都道府県は海のない埼玉県なんだそうです。
浅いプールや川辺でのバーベキューなど、波がある海より危険が少ないように見えますが、油断は大敵です。おもいっきり夏を楽しむためにも、事故の危険性を頭の片隅に入れておきましょうね。
iSwimband Home[via iPhone Mania]
(井上マサキ)