「安くて何でもできる」が、魅力らしいです。
7インチ以上のタブレットを使って通話をするのが、インドやインドネシアといったアジア諸国で流行してきているようです。IT情報メディアのTechCrunchが伝えていました。
7インチ以上のでかいタブレットで、通話を...? とても使いやすいとは思えませんし、見た目にもちょっとかっこ悪そうですよね。
確かにタブレットは便利ですが、通話に使っているという方は日本では少ないかと思います。そもそも、電話機能のあるタブレット自体、日本にはほとんどありません。
では、なぜアジア諸国で、タブレットを通話に使うことが流行っているのでしょうか。
一台で何でも
タブレットを使った通話が流行っているのは、アジアの中でも特に発展途上国です。これらの国々では安価なタブレットが多数売られており、そこに通話機能が搭載されているモデルが増えてきています。
これは一台のガジェットで何でもできるようにしたいというユーザーの要望が多かったことが背景にあり、その声に答えた形といえそうです。つまり、多少大きな機種であっても、一台で安価に済ませたいということでしょう。
日本ではタブレットというと、スマホやガラケーと2台持ちで使う方が多いと思います。しかしそれは、ある程度お金があるからこそできることなのかもしれませんね。
タブレットに食われるスマホ
電話としての使い勝手が多少悪くなってでもタブレット選ぶということは、5インチ以下のスマホは買わないということ。どうやらそのおかげで、これらの国ではスマホは勢いを失ってきつつあるようです。
小さなスマホがメインの日本、大きなタブレットがメインのアジア諸国と、かなり普及状況に差が出てきていますね。なかなか面白い現象だと思います。
また、タブレットの中でも通話機能がない、アップルの「iPad」も苦戦しているようです。通話機能のついたアンドロイドタブレットに、人気が集中しているようですよ。
安い機種一台で何でも済ませたいという気持ちはわかるのですが、やはりタブレットで通話は辛そうなイメージしかありません。6インチぐらいまでなら、まだ分からないでもないのですが。
特に筆者は、5インチのスマホ一台しか持ち歩きませんので、スマホ一台でもいいんじゃないかなーという気もしました。まあ、「安価なスマホ」と「安価なタブレット」だと、後者を選びたくなるものなのかもしれませんけれどね。
タブレットで電話もする、がアジア途上国市場でビッグなトレンドに...携帯/スマホは邪魔者[TechCrunch]
(コンタケ)