マジメに参加しているふりをして、裏ではやりたい放題。
最近では、『スカイプ』や『LINE』といった通話アプリを利用して、遠隔地の人たちと電話会議をする企業も増えてきています。一箇所に集まらなくても会議を開催できるのは、とても便利ですよね。
しかし、やはり人の目の届かないところでは、人間はだらけてしまうもの。電話会議サービスを提供するインターコールの調査によると、電話会議中に裏で別のことをしている人が、実に65%に及ぶことがわかりました。
その他にも、「SNSをチェックしている」人が43%、「寝ている」「ゲームをしている」という人がそれぞれ25%いました。「ラスベガスのプール」、「パーティー中の友人宅のクローゼット」から参加したというアクロバティックな人も。
とはいえ、気持ちはものすごくよくわかります。筆者もよく『スカイプ』を使って家から会議に参加しますが、その裏では...いえ、これ以上は怒られるのでやめておきましょう。
やはり、顔と顔を合わせた会議ほどの効果を、電話会議で出すことは難しいようですね。「周囲の視線」の存在は、非常に大きいようです。
こうやって「適当に」参加できることが、電話会議の「良いところ」なのか「悪いところ」なのかは、人によって感じ方が違うかもしれません。筆者としては「良いところ」だと思いますが、会議の主催者側からしたら「悪いところ」と感じそうですね。
今後電話会議の技術が進んでいけば、全員が「マジメに」取り組まざるをえない...、いえ、取り組めるようなシステムが作られていくのでしょうか。怖いような楽しみなような、複雑な気持ちになりました。
個人的には、参加者が遊んでいることよりも、音質や通信が途切れてしまうトラブルの方を早く改善してほしいというのが率直な思いではあります。この辺は、さらに通信技術が進めば、解決できそうではありますが。
(コンタケ)