日本でも、そんなに差はなさそう。
米国人スマホユーザーの約65%が、一ヶ月の平均アプリインストール数が「0」であるという調査結果が発表されました。米国の市場調査会社comScoreのレポートを、IT情報メディアTechSpotが報じています。
これは、ここ3ヶ月の間に、平均何本のアプリをインストールしたかを尋ねたもの。その回答の多くが、「0本」という意外な結果となりました。
つまり、もし今月アプリをインストールしていない人がいたら、一本インストールするだけで35%の方に入ることができます。なんて状態だ。
皆さん思った以上に、新たにアプリをインストールされていないようですね。とはいえ、筆者でもレビューしたアプリ以外では月に1~2本程度のインストールしかしませんので、納得といえば納得の結果かもしれません。
なお、本調査は米国でのものですが、おそらく日本でもそう大きな差はないかと思います。
定番アプリ以外はインストールされない?
この結果についてcomScoreでは、「ユーザーは多くのアプリを求めておらず、今あるアプリで日常のニーズが満たされているからではないか」と考察しています。確かに、たくさんのアプリを毎月インストールする必要は、特に感じませんよね。
スマホが出始めたばかりの頃は機能も少なく、いろいろとインストールしなくてはならない事情がありました。しかし、今ではスマホ自体が大変優秀になったこともあり、その必要もなくなったように思います。
インストールすることがあるものといえば、大きな話題になっていたり、定番となったアプリぐらいのものという方が大半ではないでしょうか。名も知れないようなアプリをインストールする方は、あまりいないのでしょうね。
「アプリあってのスマホ」という時代は、もう終わっているのかもしれません。
インストール状況は二極化
もう少し詳しく調査結果を見てみましょう。一ヶ月の間にアプリをダウンロードした35%の人の内、アプリを4つ以上インストールした人は全体の10%程度しかいません。
さらに、全アプリのインストール数のうち、半分を上位7%の人が占めています。つまり、ごく少数の人が大量のアプリをインストールしており、多くの人がほとんどインストールしていないという二極化が起きているわけですね。
毎月多くのアプリをインストールしている人は、新しいもの好きな方たちなのでしょう。さらに、スマホも2台以上持っている方が多いのかもしれません。
一ヶ月の平均インストール数が0の人でも、話題のアプリが出てくればきっとインストールをするはず。次に出てくる大ヒットアプリはどんなものになるのか、楽しみですね。
The U.S. Mobile App Report
Top seven percent of smartphone owners account for nearly half of all app downloads[TechSpot via ガジェット通信]
Photo by Thinkstock/Getty Images
(コンタケ)