「大人のLINE講座」、第3回は「プライバシー設定と乗っ取り対策」です。
LINEには連絡先やトークなど、個人情報が詰まっています。スマホから離れたり紛失した際に、第三者にLINEを開かれるのは避けたいですよね。
また、連絡先を公開した設定のままだと、親しくない人や知らない人から着信やトークが来ることもあります。プライバシー関連の設定をきちんと行いましょう。
また、最近ではアカウント乗っ取りによる詐欺行為も増えています。PINコードなどの乗っ取り対策も解説します。
プライバシー設定をする〜パスコードロック、受信拒否など
LINEのプライバシー関連の設定は、「設定」→「プライバシー管理」から設定することができます。
IDの検索許可(第2回のTips参照)や、友だち以外からのメッセージ受信拒否の項目があります。気になる人はオフにしておきましょう。
「パスコードロック」は、LINEアプリを起動する際に必要になるパスコードを指定できます。iPhoneのパスコードロックと同様、端末から離れている時に第三者にLINEを見られないようにするための設定です。
パスコードには4桁の数字を設定します。なお、パスコードを忘れた場合はLINEアプリを再インストールする必要があります。トーク履歴などがリセットされるので、パスコードは忘れないようにしましょう。
知らない人と「友だち」にならないように〜友だち自動追加のオフ
LINEには、スマホのアドレス帳の情報をつかって、友だちを自動的に追加する機能があります。
アドレス帳の電話番号から、LINEユーザであるか判定をするのですが、この時、「特に親しくないけどLINEを使っている人」も友だちと判定され、追加されてしまうことがあります。
友だちに追加されたことは相手にも伝わるので、気になる場合は「友だち自動追加」の機能をオフにしましょう。「設定」→「友だち」→「アドレス帳」の順で設定を開き、「友だち自動追加」の項目をオフにします。
また、逆に自分の電話番号を知っている相手が、自動的に友だち追加を行う場合があります。自分が希望する相手のみを友だちにしたい場合は、「友だちへの追加を許可」もオフにしておきましょう。
乗っ取り対策〜PINコードの設定
最近、LINEアカウントを不正に乗っ取り、詐欺を行う犯罪が問題になっています。
LINEをPCでも使う場合に、メールアドレスとパスワードの登録が必要になるのですが、乗っ取り犯はこの2つを不正に入手し、LINEを乗っ取っているとされています。
乗っ取りを防ぐため、LINE側のセキュリティ対策として追加された機能が「PINコード」です。
PINとは「Personal Identification Number」の略です。PCのLINEにメールアドレスとパスワードでログインしたあと、数字4桁のPINコードを入力して、本人確認を行うようになりました。
PCでもLINEを使う人は是非設定をしておきましょう。「設定」→「アカウント」→「PINコード」の順で設定を開き、PINコードを入力します。初期値は電話番号の下4桁になっています。
Tips:通知にメッセージが表示されないようにする
プライバシーもセキュリティも万全! と思いきや、思わぬ盲点があります。トークが届いた時に、プッシュ通知にメッセージの内容が出るようになっているんです。
置きっぱなしのスマホに内緒の会話が出てくるのはちょっと...という人もいるかと思います。
これも設定で変えられます。「設定」→「通知」の順で設定を開き、「メッセージ内容表示」をオフにすれば、通知にメッセージの内容が表示されなくなります。
(井上マサキ)