慣れたものから変える必要はない、ということでしょう。
読者の皆さんは検索をする時、主にどのサイトを使われているでしょうか。ほとんどの方がYahoo!かGoogleを使われていると思いますが、おそらくYahoo!を使っている方のほうが多いかと思われます。
というのも、現在日本で最も使われている検索サイトのシェアは、Yahoo!が49%でトップなのです。次いでGoogleの39%となり、この2サイトがほとんどを占めているのが現状。検索分析のSEO-chの統計によります。
ところが、これが日本以外の国に目を向けると、事情が全く変わってきます。米国の市場分析企業コムスコアの統計によると、米国ではGoogleのシェア67.5%と圧倒的です。
その他、世界的にはGoogleのシェアが圧倒的であり、それ以外の検索サイトがシェア1位を獲得している国は極めて少数となっています。いったい、なぜ日本ではYahoo!が人気を獲得できたのでしょうか。
先行有利?
理由は色々と考えられるのですが、最大の理由は日本で先行して展開していたからといわれています。1996年に設立したYahoo!は早い段階で日本で地位を築いており、1998年に設立したGoogleは未だにそのシェアを奪えずにいます。
日本でマクドナルドが多い理由も、極めて早い段階で日本に進出してきたからといわれていますね。日本では最初に上陸したものが、そのまま定着するというパターンが多いのかもしれません。
日本独自のサービス
もう一つ考えられる点として、Yahoo! JAPANは日本独自のサービスを多数展開している点が挙げられます。一番代表的なサービスは、Yahoo! BBでしょう。
一方Googleは各国独自のサービスというものはほとんど展開しておらず、世界共通のサービスが主体となっています。ここが、Googleが未だに日本でシェア1位を奪えないでいる理由と考えられます。
こうした「日本密着型」のサービスを広く展開したことが受け入れられ、Yahoo!は日本で最も使われる検索サイトとなりました。
ただし、Yahoo!も、全世界で各国向きの独自サービスを展開しているわけではありません。日本でのみ筆頭株主がソフトバンクグループであるため、独自に成長することができたと言われています。
地域に密着できるというのが、いかに強いことなのかを感じさせてくれるエピソードですね。
筆者はシンプルなGoogleを使っていますが、Yahooの情報量もやはり魅力的ですよね。自分が使いやすいと感じるサービスを使うのが一番ですね。
SEO-ch[via Trendy-SNS-Guide]