ソニーが『エクスペリア Z3』発表、注目すべき4つのポイント
4色×3サイズの輝き。
ソニーが新フラッグシップスマホ、『Xperia Z3』（エクスペリア Z3／以下「Z3」と表記）を発表しました。海外で開催中の消費者向け電気商品展示会「IFA 2014」内での発表となります。
待ち望んでいた方の多いであろうソニーの新スマホですが、まだ日本では未発表です。一体どのような機種になっているのか、気になっている方も多いことでしょう。
そこで今回は、まだ海外でしか発表されていないこの「Z3」の魅力を簡単にまとめてみました。今回は手堅いバージョンアップから、あっと驚く新機能まで、さまざまに盛り込まれていましたよ。今回は大きく4点に絞って解説します。
本体部分
本体の横×縦のサイズは現行機の『エクスペリア Z2』（以下「Z2」と表記）とほぼ同じで、ディスプレイサイズも5.2インチのままです。ただし、厚さが8.2ミリから7.3ミリに薄く、重量は163グラムから152グラムへと軽量化されました。
また、傷のつきやすい角の部分に、ナイロン製のキャップが取り付けられています。これは嬉しい。
今まで以上に、持ち運びが楽になりそうですね。
スペック
続いて内部のスペック面。メモリは「Z2」と同様の3ギガバイトですが、これは現状では最高レベルなのでしかたのないところでしょう。その分プロセッサの性能が上がっており、今までよりもさらに短い読み込み時間で動くことが期待できます。
画面の解像度はフルHDの1080Pですので、変更なし。つまり、画質は「Z2」と同程度ということです。
プレステ4連動
ではそろそろ、「Z3」最大の目玉機能へ行ってみましょう。それは、「プレイステーション4」のゲームを画面を「Z3」で受信して、コントローラーで操作できるというもの。
本機能を使うには、「プレイステーション4」と「Z3」が同じWi-Fiに接続されている必要があります。この状態で「プレイステーション4」でゲームを起動して「Z3」のアプリを起動すると、「Z3」上にゲーム画面が映し出されるというわけですね。
「Z3」は「プレイステーション4」からゲーム画面の情報を受け取って流しているだけで、ゲームの処理そのものをしているわけではありません。そのため、グラフィックが荒くなったり、動きが遅くなったりという事も起きないという仕組みです。
これで「プレイステーション4」の豪華なゲームが、寝っ転がりながら遊べちゃいます。すばらしい。
スマホでこんなことまでできるとは、すごいの一言です。「プレイステーション4」を持っている方にとっては、とても魅力的な機能でしょう。
ただし、携帯ゲーム機の「プレイステーション Vita」であれば、屋外でもこの連携ができます。スマホでの屋外連携は、まだもうちょっとお預けの様子。
また、Wi-Fiについてよくご存知でない方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
3つのサイズと4色のバリエーション
今回の「Z3」では、3つのサイズが同時に発表されました。5.2インチの「Z3」、4.6インチの「Z3 コンパクト」、8インチの「Z3 タブレット コンパクト」の3つです。
サイズ以外の面での違いはあまりなく、「Z3 タブレット コンパクト」でも通話できるようです。通話用には、ちょっと大きい感じもしますが。
「Z3」と「Z3 コンパクト」のカラーバリエーションは、白、黒、カッパー（銅）、シルバーグリーンの4色となり、これまであった紫は無くなりました。また、「Z3 タブレット コンパクト」は白と黒の2色のみです。
基本的な部分の進化は手堅いながらも、他のスマホではマネできない圧倒的な新機能を備えた「Z3」は、今年の秋ごろ発売予定となっています。楽しみですね。
[via ギズモード]