オランダで開発中の鳥ロボットが、その見た目だけでなく羽ばたいて飛行する様子まで本物そっくりだと驚きの声があがっています。
蘭クリアーフライト・ソリューションズの鳥ロボット(=Robird)は、空の生態系の頂点に立つ猛禽類を精巧に模した無人航空機。そのあまりに本物そっくりの姿を見ると、他の鳥たちが本能的にその空域を離れていくのだといいます。
同チームはこれによって農作物を害鳥から守ったり、空港付近の空路を確保することができるとして現在2種類の鳥ロボットの開発を進めているのだそう。
上のフェイスブック投稿画像は「ファルコン」モデル。ハヤブサの姿と飛び方を精密に再現したモデルです。静止画像の状態でも、かなりリアルに作り込まれているのがわかりますが、その真骨頂は飛行の様子のリアルさにあり。あまりにも野生のハヤブサそっくりな飛行シーンは、下の動画で確認してみてくださいね。
最大速度は時速80kmほど、およそ10分の飛行が可能であるとされています。また、さらに大型の「ホーク」モデルも開発中で、こちらならさらに大型の鳥を追い払うことができるそうですよ。
こうして「天敵に似せたロボット」を作るという発想が進んでいくと、やがて人間社会でも「ゴキブリなどが苦手とする虫によく似たロボット」や「口うるさい親戚のおばちゃんにそっくりなロボット」なんてのも登場するのかもしれませんね。
Clear Flight Solutions [Facebook]
Robird [Logo University of Twente(トゥエンテ大学)]
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