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第一回 もう年金は頼れない! 投資から始める資産形成のすすめ
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第一回 もう年金は頼れない! 投資から始める資産形成のすすめ

2014-10-09 22:00
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    みなさん初めまして、タナカ(仮称)と申します。

    先日引っ越しをしまして、片付け中にちょっと油断して、親指に血豆を作ってしまいました。若い頃は一週間もあれば治ったものですが、今回は二週間もかかり、すっかり齢を取って新陳代謝が遅くなっているのを実感した次第。

    思えばもう四半世紀も、資産運用業界とその周辺をウロウロしておりますので、こぼした愚痴の数も予想外の事に巻き込まれた数も天文学的(大袈裟)のロートルです。

    資産運用業の職種というと、ファンドマネージャーが有名ですが、私はファンドマネージャー経験は若い頃に少しやっただけで、後は、運用の評価、制度の調査、経営企画、商品企画などを手広く手掛けてきました。

    作ったファンド(投資信託)数は星の数ほど。設定総額は数兆円。とはいえ、星の数も田舎と都会では見える数も違い、私の作ったファンドの数は、都会派です。また、設定総額を積んだのは現場の個々の営業員の苦労の賜物であって、私の手柄ではないのですけれども。ですから、トップセールスの人達のような所得は得られず、家計は火の車です。

    あなたの金融資産はどれぐらいですか?

    最近、結構な所得のある家計でも金融資産ゼロ世帯というのが増えているそうです。これは、ことあるごとに、金融市場の所轄官庁である金融庁が指摘しています。

    一方で、老後、私達の受け取る年金については、雑誌等ではセンセーショナルに「年金崩壊」が叫ばれています。退職後に一定の給付が貰える「確定給付型年金」という制度も先細りで、自分で運用先を決めてその結果を受け入れなければならない「確定拠出型年金」という制度の導入が進んでいます。

    まあ「崩壊」とか「破綻」というのは、たぶん実際には言い過ぎで、「支給減額」というのが最もありそうな話だと思います。とはいえ、一般的に老後の生活を年金に頼るというのは難しくなって来そうな雰囲気です。

    これらを考えると、自分の老後は自分でなんとかする、ということを若いうちから考えておかなければならないと言えましょう。

    「その方法は、こうやるんだ」といった、一足飛びに答えを教えてくれそうなマネー本やマネー雑誌が巷に溢れていますが、それについては、書いた人が何の為・誰の為に書いているのかよく考える必要があります。

    ケータイ屋に行ってお勧め商品を店員さんに訊いたら、まあその会社の売りたい商品を薦められるのは当たり前の事だと思いませんか? 金融商品に限ってはそれと違うと思います? 何を根拠に?

    リスクヘッジの第一歩は、自分で投資を理解すること

    自分で何をやっているのか、ちゃんと理解しておかないと、ケータイなら嫌になったら解約してもMNPでもダメージはせいぜい数万円でしょうけれど、金融商品や不動産などになると、それとは桁違いの損失を被りかねません。

    また、販売のプロというのが相場のプロとは限りませんし、相場のプロ(ファンドマネージャーなど)でも常に相場を当てられるとは限りません。悪意無く、お客のためと思って薦めた商品でも、それがあなたにとって最適の結果をもたらすとは限らないのです。

    ですから、投資をするにあたっては、投資の仕組み、その意味や、NISAのような新しい投資支援制度についても、私達自身で、よく理解しておく必要があると思いませんか?

    そこで今回の連載では、私も含めた世間一般での、家計の資産形成、特に株や債券、投資信託での運用について、それがどういうものなのか、あるいは日々思う事を、ゆるゆると語って参りたいと思います。

    ただし、内容のレベルが低すぎるとか、具体的な個別商品の売買推奨がない、といった苦情は受け付けません(笑)
    そりゃあ、カモにして下さいと仰るようなものですから。

     

    RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2014/10/nisa-tanaka001.html
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