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もう週末になりますねー。みなさん、おは用語!
いよいよ日本でも昨年あたりから本格的な電子書籍の普及が始まりましたね。電子書籍を読むための端末「電子ブックリーダー」も各社からさまざまなモデルが登場しました。
こうした端末には、アマゾンのキンドル・シリーズ等があり、これらの一部には、液晶とも有機ELとも違う、目に優しく消費電力の少ない『電子ペーパー』が使われているものがいくつかあります。その仕組みをちょっとのぞいてみましょう。
電子ペーパーの代表格が『E Ink(イーインク)』
電子書籍を読むために作られた、視認性が高く、小さな電力で動作する表示装置が電子ペーパーと呼ばれます。いくつかの表示方式が乱立している状況ですが、代表的なものはアマゾンのキンドル・ペーパーホワイト等に採用された『E Ink = イーインク』(電気泳動方式)。
YouTube動画「How E Ink Works」より
電気泳動方式では、電子ペーパー内部に白と黒の粒子が入ったマイクロカプセルが敷き詰められており、これらの粒子を電界によって移動させることで、上のイメージのように文字や画像を描画していきます。
ここで電子ペーパーの優位性となるのは、表示ページの書き換え以外ではほぼ電力を消費しないこと。そしてコントラストが高いので視認性に優れていることです。
バックライトが不要で表示装置そのものも発光しないので、長時間の読書でも目が疲れにくい電子ペーパー。応答速度が遅いため動画の再生などには不向きといったデメリットもありますが、今後も普及・発展が進んでいきそうです。
参考: Electronic Paper Displays - Readable, Green, Rugged [E Ink]
Photo by Thinkstock/Getty Images
RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2014/10/ohayougo0032eink.html