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なにしろ潜在的ユーザー数が巨大な市場ですから。
ソフトバンクがインドのネット通販ならびにタクシー配車プラットフォームへの大規模な出資を行うことを発表しました。インドというと日本の視点から見ると中国の影に隠れがちながら、新興国と呼ばれる諸国のなかでは特に巨大な潜在的マーケットを持つ国です。
今回の出資対象となったのは、インドのインターネット通販大手「スナップディール(Snapdeal)」と、タクシー配車サービスの「オラ(OLA)」。どちらの出資も米国子会社ソフトバンク・インターネット・アンド・メディアを通じて行われ、同子会社のCEOニケシュ・アローラ氏はこれら2社の取締役に就任するとされています。
なお、今回の出資額はネット通販のスナップディールに対して6.27億ドル(約677億円)、タクシー事業のオラに2.1億ドル(約227億円)という規模ですが、これに先だってインドの通信・IT相と会談していたという孫正義社長は、インドに対してさらに今後数年間で日本円にして1兆円以上となる100億ドルの投資をする考えを明らかにしたのだといいます。
ソフトバンクグループといえば通信事業社、特に携帯電話キャリアへの出資や買収をイメージするところですが、そこはすでに世界3位のインターネット人口を持つインド市場。もしかするとネットよりもこれから整備されるであろう物流や交通のインフラに投資すべし、との判断があったのかもしれません。
いずれにしても今後のインド動向にソフトバンクが大きく関与していくのは間違いなさそうです。
ソフトバンクがインドで1兆円投資へ、ネット通販などに出資 [Reuters]
Photo by Thinkstock/Getty Images
RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2014/11/softbank-india.html