ポーランド中部の街トゥシンにおいて、みんなに愛されるキャラクターの『くまのプーさん』が窮地に立たされているようです。ABCニュース他が伝えています。
というのも、どうやら現地の地方議員リヒャルト・シッチー氏が「あいつは下半身に何も着ておらず、服装が不適切だ」として、議会でプーさんを非難したのだそう。
ちなみにこの発言は、子どもの遊び場(公園)のキャラクターを選定する議論のなかで「プーさん案」の反対意見として出されたものとのことですよ。
改めて見ると、たしかにプーさんの着衣は上半身のみ。ですがそもそもプーさんというキャラクター自体、「擬人化されたクマのぬいぐるみ」という設定であり、衣服の有無をセクシャルな要素と考えてはいけないようにも思えます。
さらにクロアチアン・タイムズの記事によれば、先のリヒャルト・シッチー議員が「プーさんには性別がない」とも発言したり、別の女性議員も「プーさんの作者は60歳を越えて彼のアイデンティティ(お察しください)に問題があったので、プーさんの睾丸を切断したんだわ」と追随するなど、現地の議会では白熱した議論が展開された模様。
ひょっとすると、彼らの脳内ではプーさんの口癖「はちみつ食べたいなー」も何かのいやらしい隠語ということになってしまうのかもしれませんね。
議会の場でこうした発言・議論が展開されたことについて、地元住民であるトゥシン市民...そして何より「くまのプーさん」のライセンス権利を保有するウォルト・ディズニー・カンパニーからのコメントを聞いてみたいところではあります。
Polish Town Opposes Pooh Bear for Unclear Gender [ABC News]
Half Naked Winnie The Pooh Banned From Playground [Croatian Times]