前回ご紹介したクアッドコプターをはじめ、無人で飛行する航空機『ドローン』をニュースなどでも目にする機会が増えました。今朝はホビー以外の用途で使われているドローンや、その周辺の話題について取り上げたいと思います。
自動操縦の機械=ドローン
ドローンという言葉は、主にラジコンに近いものを含む「無人航空機」の意味合いで使われることが多いようです。でも、無人の車両などでもドローンと呼ばれる場合があって、一概に飛行機だけに当てはまるというわけではないみたいですね。
車両型ドローンの例: Jumping Sumo(Parrot社)
撮影や農業、そして物流にまで進出か...?
遠隔操縦でき、カメラ等の機器を積み込むことができるドローンなら、人間が踏み込めない危険な場所を観測できます。そのため軍用や、火山などの観測、災害の被災地で利用される例が増えています。空中からの農薬散布など農業での活用も進んでいるようです。
今年夏の丹波豪雨でも、被災地の様子を伝えるのにドローンが活用されましたし、花火を爆発の内側から撮影するなんて試みもありましたね。
そうそう、アマゾンが空飛ぶ配達『アマゾン・プライム エア』を2015年にスタートするなんて話もあったり、イギリスの寿司屋にはドローンで配膳される「回転寿司」ならぬ「空中寿司」もあるそうですよ。
事故も急増中。ルールをしっかり守って!
楽しい話題もある一方、ドローン普及が進むにつれて、一般の人が操縦する無人航空機による航空機への異常接近などが大きな問題になりつつあります。
実は航空法によって、空港付近でのラジコン飛行には法的な制限がかけられているのですが、ドローンには免許が不要なためか、なかなか周知が進んでいないようなのです。
今朝のまとめ
今朝の話題をまとめると、
・遠隔操縦の無人航空機(や一部の車両など)がドローンと呼ばれ、いろいろ活用が進んでいる
・免許不要でも、航空法による飛行制限はあるので要注意!
ということなのですね。ホビーとしても盛り上がっているので、もしかすると皆さんのなかにも、クリスマスプレゼントやボーナスで購入した人がいるかも?
それでは今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!
ナビゲーター: 田崎礼奈(notall)[公式プロフィール/Twitter]
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