新たなキャッチコピーは『地下鉄のau』といったところでしょうか
株式会社アップデイトが運営するMMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)が2013年1月9日〜21日に行った全国主要地下鉄通信速度比較調査によると、現時点において地下鉄の駅ホームにおけるダウンロード平均速度、LTE電波の捕捉率ともにauが他キャリアよりも優位に立っているとのことです。
この調査ではドコモ・au・ソフトバンク各キャリアのAndroid端末とau、ソフトバンクのiPhone5を使って全国の主要6都市34路線、615駅のホーム上での電波状況が詳細にまとめられていますが、ユーザーとして気になるのが今回はauの後塵を拝することになってしまったドコモとソフトバンクの実力のほど。
それでは繋がりやすさと速度を基準とした調査結果を以下に要約してまとめてみますね。
注:調査に用いられたAndroid端末はそれぞれ、ドコモ=オプティマスG L-01E、au=アクオスフォン SHL21、ソフトバンク=モトローラ RAZR M201M およびau、ソフトバンクはiPhone5
MMD研究所が発表している調査サマリー(一部抜粋)によると、最新通信規格たるLTEの繋がりやすさでは、
LTEの繋がり易さ
■ Android端末はauが598駅、ドコモが298駅、ソフトバンクが49駅
■ iPhone5はauが567駅、SoftBankが67駅
(615駅中)
ご覧の通りAndroid、iPhoneのいずれもauが優位となっています。
iPhoneを除外して考えるならLTEではau>ドコモ>ソフトバンクという順位ですね。またAndroid端末を使って測定されたダウンロード速度の平均値においては、
回線速度
■au = 24.47Mbps (iPhone5では12.40Mbps)
■ソフトバンク = 9.67Mbps (iPhone5では8.64Mbps)
■ドコモ = 6.39Mbps
と、こちらではソフトバンクとドコモの順位が逆転しています。
この2社を比較するならば繋がりやすさではドコモ、しかしひとたび繋がってしまえばソフトバンクが速度面にはアドバンテージありと言ったところでしょうか。
さらに詳しい調査結果についてはMMD研究所さんのページをせひご一読下さい。
今回はあくまでも地下鉄駅のホーム上における調査となっていますが、現在地下鉄トンネル区間の電波改善は急速に急速に進められており今年以降はさらに走行中の通信についても各キャリアが比較される時代となっていきそうな予感がしますね。
関連記事:
全国主要地下鉄でのLTE捕捉は、Android端末、iPhone5ともにauが優位 [MMD研究所]
(ワタナベダイスケ)