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米国で「添い寝ビジネス」が小さなブームになっています。性的なサービスではなく、本当にただ「抱き合う(ハグする)」だけ。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、プロの「添い寝屋」も登場しているとのこと。抱き合う相手を探せるアプリも追い風になっています。

添い寝が風邪予防に!? 個人での開業も

「添い寝ビジネス」はその名の通り、決められた時間内で客と抱き合ったり、触れ合ったりするサービス。

添い寝やハグはただ癒されるだけでなく、人体に良い影響があるとして注目されています。ストレス軽減により、抵抗力や自然治癒力が向上する「ストレスバッファ効果」が期待できるんだとか。日常的なハグは風邪の予防になる、という研究結果もあります。

複数の企業が米国で添い寝ビジネスを展開していますが、個人で開業している人も。「プロの添い寝屋」であるニューヨーク州のキンバリーさんの場合、料金は1時間80ドル(約9400円)で、一晩なら400ドル。結構な金額ですが、それでも癒やしを求めるお客さんがやってくるんですね。

触れ合う相手を探すアプリ『Cuddlr』


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個人で添い寝ビジネスを行う追い風となったのが、『Cuddlr』というiPhoneアプリ。名前の由来は「抱き合う」を意味する"cuddle"から。現在は1日に7000~1万人が利用しています。

アプリを起動すると、現在地の近くで『Cuddlr』を利用している人が表示されます。相手にリクエストを送り、チャットで会話をして、交渉が成立すれば出会って抱き合う、という流れです。

抱き合ったあとは、その人の評価をつけることができます。マイナス評価をつけたり、相手をブロックすることも可能。また、17歳未満の利用はNGです。

『Cuddlr』の説明文には、公園で一緒に寝そべったり、手をつないで買い物したりといった「触れ合い」も対象と記載されています。ついハグばかり注目してしまいますが、誰かと一緒にいたい、肌をぬくもりを感じたい、という人恋しさを埋めるのが『Cuddlr』の目的なんですね。


現在ヒット中の映画『ベイマックス』では、ベイマックスがヒロをハグするシーンが描かれています。残念ながらケアロボットはまだ開発されていませんが、『Cuddlr』には日本人も登録されているので、冬の寒さが身にしみる方は試してみてはいかが?


米で添い寝ビジネスが人気―無料アプリが利用後押し[WSJ]
日常的なハグは風邪の予防・症状軽減に効果、400人を隔離・ウイルス感染させて人体実験 [Engadget Japanese]

photo credit: dothegreenthing via photopin cc

 

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