標準ブラウザの時代は、終わりを告げてしまったようです。
古いバージョンのアンドロイドにおいて、今後は「WebView」と呼ばれる機能の更新が行われない予定であることがわかりました。米Googleでアンドロイドのセキュリティを担当する、Adrian Ludwig(エイドリアン・ラドウィッグ)氏がGoogle+上にて述べています。
ここでいう「古いバージョン」というのは、「アンドロイド4.3以前」のこと。最新のバージョンは「アンドロイド5.0」であり、「アンドロイド4.3」以前の機種はまだかなりの数が使われています。
この更新打ち切りによって、古いアンドロイドは今後標準のブラウザの使用を控えたほうが良いということになりました。一体どういうことなのか、少し見てみましょう。
スマホのバージョン確認
手始めに、今使っているスマホが、今回の更新打ち切りの影響を受ける機種なのかどうかを確認しましょう。確認方法は、以下のとおりです。なお、機種によっては、項目の名前が違ったりするかもしれません。
まず本体の設定画面を開き、「バージョン情報」を選択します。
次に、「ソフトウェア情報」を選択すると、「Androidバージョン」と書かれた項目が見つかるはずです。これが、今使っている機種のバージョンとなります。
上記の画像の場合は「アンドロイド4.1.1」となり、今回の更新打ち切りの影響を受ける機種ということになります。おそらく、ほとんどの方が「アンドロイド4.3」以前をお使いのはず。
対策
では、自分が影響を受ける機種だった場合、一体どうすればよいのでしょうか。ラドウィッグ氏によると、標準のブラウザを使わないようにするべきとのこと。
その代わりとして、「Chrome」(クローム)か「Firefox」(ファイアフォックス)を使うことで、安全性が確保できるということです。それぞれのインストールは、以下からどうぞ。
「クローム」は、最初からインストールされている場合も多いです。
なぜ更新が打ち切られたのか
今回の更新打ち切りは、Googleのマンパワー的な都合などにより起きてしまいました。標準のブラウザが古いシステムで動いていたため、更新しきれなくなったということのようです。
ITmedia ニュースでは、さらに詳しい経緯などについて解説しています。興味のある方は、ご一読ください。
標準ブラウザもなかなか使い勝手がいいだけに、今回の更新打ち切りは残念ですね。今まで使っていたという方は、残念ですが必ず乗り換えてください。
Adrian Ludwig[Google+ via ITmedia ニュース,INTERNET Watch]