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店舗を持った「ニセ銀行」、 37億円以上を騙し取る【中国】
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店舗を持った「ニセ銀行」、 37億円以上を騙し取る【中国】

2015-02-01 15:00
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    なんでもありすぎるでしょう、中国...。

    中国の南京市浦口にあった銀行「農村経済協同組合」が、実は詐欺師グループによって作られた「ニセモノ」であったことが分かりました。中国ニュースメディアの大紀元日本が伝えています。

    YouTubeには、この件を扱った動画もありました。中国語ですが、こちらも合わせてどうぞ。

    これはつまり、銀行の店舗そのものが全て「ニセモノ」だったということです。アイヤー。

    精巧すぎた「ニセ銀行」

    この「ニセ銀行」の中には窓口やATM、電子掲示板、発券機などが置いてあり、本物と見分けがつかないほど精巧に作られていたそうです。行員も制服を着て、ちゃんとした対応をしていました。

    さらに、公式ページも作られており、とてもニセモノと見破れるものではなかったようです。まあ、そもそも街の中にある銀行が「ニセモノ」だなんて、普通は絶対にありえないはずなのですが...。

    1年間誰も気づかず

    あまりにも精巧だったため誰も気づかず、約1年間営業を続けていたそうです。その間に利用者約200人からだまし取った金額、日本円にして約37億7000万円。

    営業開始からしばらくのうちは普通の銀行として営業していたそうなのですが、ある時から預金が引き下ろせなくなったとのこと。最初に信用させてお金を集めるというのは、詐欺によくある手口ですね。

    動画を見る限りでは、結局この「ニセ銀行」の関係者たちは逮捕されたようです。ただし、預けたお金が帰ってきたのかどうかは、分かりません。



    いやぁ、いくら何でもありな中国とはいえ、これはさすがに驚きました。国土と人口が膨大すぎて、管理しきれなくなっているのでしょうか。

    一つ気になったのは、この「ニセ銀行」で働いていた行員たちは「ニセ銀行」のグルだったのでしょうか? もしかすると、彼らもだまされた被害者で、本物の銀行で働いていたつもりだったのかもしれません。

    さすがに日本ではありえない事件だとは思いますが、皆さんも中国に行かれる際はいろいろとお気をつけ下さい。


    「本物そっくり」のニセ銀行、37億7000万円騙し取る=南京市[大紀元日本]
    裝修似足真銀行 南京假銀行吸金2億[YouTube]

    RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2015/02/chaina-fake-bank.html
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