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Q. 格安スマホの電波は、大丈夫なのでしょうか?

安くても、すぐに圏外になってしまうのでは困ります。また、通信が切れてしまったり、不具合はないのでしょうか?

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A. 大手通信会社と、同じです

基本的に、格安スマホはどこの会社で契約しても、電波の質についての心配は無用です。

MVNOという仕組みを使い、大手携帯会社のアンテナ設備などを借り受けて、サービスを提供しているからです。

ただし、気をつけておきたいポイントが一つだけあります。

データ通信しすぎると、通信速度が遅くなるかもしれません

実は、格安スマホ会社だけでなく、大手携帯会社でも、1ヶ月あたりのデータ通信量が一定量を超えると、通信速度を下げられてしまうという制限がついています。

これが大手携帯会社の場合なら、1ヶ月あたり7GBを超えると速度制限されるのですが、格安スマホ会社の場合、1GBから2GBに設定されていることが多いのです。

しかし、1ヶ月あたりの使用量と言われても、ピンと来ない人がほとんどでしょうから、私の例を挙げてみます。


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図は、1月1日から1月25日までの、私のデータ通信量を集計したものです。

緑色がWi-Fiを使ったデータ通信量で、青色が携帯電話通信でのデータ通信量になります。

私は自宅にWi-Fiの無線アンテナを設置しており、勤務先でもネットワークに繋げられますので、外にいるとき以外には携帯電話通信を使わないで通信することができるのですが、もし私がWi-Fiアンテナを使えない状況だとしたら、緑と青を足して4.26GBを使っている計算になります。

ちなみに、私はノートパソコンを常に携帯しており、基本的にはスマホよりパソコンを使うことのほうが多いです。また、データ通信を使う無料通話アプリでの通話は、ほとんどしません。

つまり、業界人としてこのような記事を書いているわりには、あまり携帯電話通信を使わない方だと言えますが、それでも一般的な格安スマホをWi-Fiなしに使っているとすれば、速度制限を掛けられていることになります。

もっとも、速度が遅くなるだけで、全く使えなくなるわけではありません。YouTubeなどの動画を見ない方なら、ウェブページやSNSで画像の表示が遅いと感じる程度ですので、そんなにスマホの利用頻度が高くない方なら、あまり気にしなくてもいいでしょう。

RSS情報:http://www.tabroid.jp/news/2015/02/mvno-kakuyasu06.html