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参加率が高いのは「大企業の女性管理職」? 職場のランチ・飲み会実態調査
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参加率が高いのは「大企業の女性管理職」? 職場のランチ・飲み会実態調査

2015-02-10 12:00
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    ノミニケーションは是か非か?

    『職場のランチ・飲み会はどう評価されているか』という調査レポートが公表されています。飲み会に行きたがるのはどんな人なのか? みんな飲み会のことをどう思っているのか? 実態調査の結果をお伝えします。

    「大企業の女性管理職」の参加率が高いワケ

    これは「職場のコミュニケーションに関する調査」として、株式会社 第一生命経済研究所が全国1,440人を対象に行ったもの。調査対象は大企業・中小企業が720人ずつ。さらに正社員の管理職・非管理職、非正社員を同数ずつ対象にしています。


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    まずは「お互いの状況をある程度把握しているなど、相互理解が図れている」という質問。「そう思う」と答えた割合は2010年に比べて軒並み低下しています

    唯一上回ったのは「大企業の女性管理職」。他の調査からも「大企業の女性管理職はコミュニケーション能力に対する自己評価が突出して高く、職場でのランチや飲み会への参加率が高い」そうです。確かに、相手のことをわかっていないと参加するハードルが上がりますもんね。

    「大企業の男性管理職」は飲み会が必要と思っている

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    「ランチタイムは職場の人と過ごすことが多い」という質問に「YES」と答えた人の割合は、2010年に比べると全体的に減っています。特に正社員の非管理職は大企業・中小企業問わず下げ幅が大きいですね。


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    質問を「飲み会などの会合や付き合いがよくある」にしてみると、「YES」の割合はもっと減ります。レポートには働き方が多様化していること、育児や介護に携わる社員が増えていることが原因として挙げられています。

    しかしその中でもトップなのが「大企業の男性管理職」。「職場のランチや飲み会をどう思っているか」という質問でも、「必要」「楽しい」としたのは大企業の管理職男性が最も多いという結果でした。ノミニケーションの文化は死なず、でしょうかね......。

    ただ同じ調査では、ランチ・飲み会ともに「必要」が全体平均で40%、「楽しい」は全体平均で約55%という結果も出ています。飲み会なんていらない! というわけでもなさそうです。

    個人の事情に配慮したコミュニケーションを

    レポートでは、ランチや飲み会を「楽しい」と感じる人が全体の半数以上いることに触れ、「ランチや飲み会の機会を創出することで、コミュニケーション活性化につなげられる余地はあると思われる」としています。

    一方で、「職場の親睦を図るためのコミュニケーションは必ずしもランチや飲み会で行わなければならないものではない」とも述べています。ランチタイムや業務終了後はプライベートな時間。育児・介護・時短勤務など、通常の勤務体系の人とは合わない人も多くいます。

    ランチや飲み会には行けないけど、話したくないわけじゃない。個人の状況や事情に配慮しつつ、工夫を施したコミュニケーションが大切と言えそうです。


    職場のランチ・飲み会はどう評価されているか― 「職場のコミュニケーションに関する調査」より ―[第一生命保険株式会社]

    RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2015/02/lunch-party.html
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