いきなりタイトルで結論を言ってしまった感があるんですが、電子マネーの決済には「プリペイド」「ポストペイ」の2つの方式がありますよね。「なにを今さら...」と思わずに、それぞれの特徴とメリットを整理してみませんか。
誰でも使える「先払い」がプリペイド
プリペイド方式は、あらかじめプリペイドカードを購入したり、チャージしたりして、そのなかから必要に応じて支払う先払いの決済方法。
昔ならテレホンカード、今では有料アプリやコンテンツを購入する際に使われる「iTunesカード」や「Google Playカード」などがプリペイドカードの代表例ですね。なにしろ、近所のコンビニ等で気軽に買ってすぐに使える手軽さが特徴。
チャージする方式のプリペイド電子マネーといえば、Suicaなど交通系の電子マネーがメジャーなところ。こちらのカードは使い捨てでないのが特徴で、最近では『東京駅開業100周年記念Suica』『コンビニオリジナルSuica(通称ブラックSuica)』といったプレミアムアイテムが話題を呼んでいます。
プリペイドのメリットは、あらかじめ支払った分しか利用できないので使いすぎの心配がないこと。ただしバリアブルiTunesカードのような例外をのぞいて、カードやチャージの金額に自由度が少ないのはデメリットと言えるかもしれません。
手間なく「後払い」のポストペイ
クレジットカードのように、使ってからまとめて後払いするのがポストペイ方式。プリペイドほど種類は多くありませんが、ドコモの『iD』やチャージ不要の交通系電子マネー『PiTaPa』そしてクレジットカード系の電子マネーといったものもあります。
チャージやコンビニで購入する手間が不要なのがメリットな一方、使いすぎて後の請求額の大きさにビックリするなんてことがあるかもしれませんね。
このあたりのメリット/デメリットはクレジットカードと全く同様なので、「それならクレカでいいや」というユーザーが多いようにも思えます。
電子マネーとしてはプリペイド方式のほうがバリエーションが豊富なようですが、クレジットカードやポストペイ方式の利便性も見逃せないところ。きちんと理解して使いこなしたいですね。
それでは今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!
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