スキマ時間にスマホで学ぶ「今日からスマホでイングリッシュ!」、第4回で取り上げるのは『トイクルヒーロー』です。
『トイクルヒーロー』は昔懐かしい8bitドット絵のRPG。敵との戦闘が英語のヒアリングなんです。RPGを楽しんでいるうちに英語耳になってしまうユニークなアプリですよ。
英語を聞き取って王国を救え!
主人公は中堅メーカーに勤めるサラリーマン。ある朝目が覚めると「トイクル王国」の王子になっていました。グローバル軍の侵攻により滅亡寸前の王国を救うため、勇者となって旅立つことに。
見た目はファミコンのドラクエ1のようなドット絵グラフィック。王国城のすぐそばに、魔王の城っぽい建物があります。アラフォーならニヤリとしてしまいますね。
敵との戦闘です。モンスターがネイティブの発音で英語をしゃべります。選択肢の中から聞き取ったフレーズを選び、正解ならば相手にダメージ。不正解ならば攻撃をくらいます。
あいさつだったり、謝罪だったり、モンスターによって発音する英語も様々。レベルの低いモンスターほど簡単なフレーズです。
共有の接頭語から出題する敵もいます。接頭語の意味を知っていれば、単語の意味も推測可能。効率的に単語を覚えられます。
"flight"と"fly"など、聞き分けが難しい単語を操る敵も。最初は難しくて苦戦しがち。しかし、レベル上げのために戦闘を繰り返していると、段々聞き取れるようになってきます。地道なレベル上げが英語の反復練習につながってるんです。
村人などから英語学習のヒントをもらうことも。通常のRPGではまず見かけない光景ですね......。
アプリの開発にはTOEIC・TOEFLがほぼ満点のスタッフが監修しており、「企業研修で使われている実践練習法から、学術的に研究されている方法論まで、さまざなメソッドをカバー」しているとのこと。
RPGとしても作りこまれています。お金を貯めて武器や防具を揃え、ダンジョンに潜りボスを倒す。マップ上には船が無いと行けない島も。しっかりレベルを上げないと先に進めません。本格的なロールプレイングゲームですね。
「ゲーム感覚で学習」というと、ゲーム部分はおまけになりがち。『トイクルヒーロー』はゲーム部分を本気で作り、飽きずに取り組めるようになってます。
冒険はいつでもオートセーブで中断可。ドラクエ1のように「ふっかつのじゅもん」はいらないので、電車の中などちょっとした時間で冒険に出てみては?