まだまだ機械に任せておけません。
ITの進歩とともに、身の回りにあるさまざまなものが機械によって自動化されました。しかし、まだまだ精度に問題のあるものも多く、最終的には人間が手動で修正をするパターンも多いもの。
そんな「自動化」の弱点を補う、「人力」を使ったサービスが最近になって目立ってきました。時代に逆行しているようにも見えますが、正確さは機械による自動サービスを大きく上回ります。
そこで今回は、そんな「人力」を使ったサービスをまとめてみました。最後に頼れるのは、やっぱり人の力!
名刺管理アプリ「エイト」
「Eight」(エイト)は、名刺をオンラインで管理するアプリ。もらった名刺をスマホのカメラで撮影したり、知り合いとつながることで名刺のデータベースが作成できます。
撮影した名刺はアップロードされ、オペレーターが手動でデータを入力。おかげで、入力されたデータはほぼ正確に登録されます。
撮影した名刺を機械で読み取って整理するアプリも複数ありますが、精度は「エイト」が一番ともっぱらの評判です。やはり、人力は強いということなのでしょう。
人力翻訳アプリ「フリット」
「Flitto」(フリット)は、ユーザーみんなで翻訳しあうソーシャル翻訳アプリ。翻訳してほしい文章を依頼すると、他のユーザーが翻訳してくれます。
Google翻訳などのおかげで言語の壁もだいぶ薄くなりましたが、まだ精度は完ぺきとはいえません。その点、人力で翻訳してくれる本アプリなら、ちゃんとした「日本語」に訳してくれるはず。
翻訳の依頼にはポイント(有料)がかかりますが、自分が翻訳者になってポイントを稼ぐこともできます。どうしても翻訳したい文章があるときや、バイリンガルな皆さんは試してみてはいかがでしょうか。
質問アプリ「テイラー」
Googleの検索は、すばらしいものです。今や私たちの生活は、Googleなしには成り立たないといっても過言ではないでしょう。
しかし、ピンポイントな疑問や質問について、どうしても検索では解決しないこともあります。「Tailor」(テイラー)はそんな時に役立つ、「詳しい人に質問」するためのアプリ。
フェイスブックを使って、手軽に質問を投げかけられます。また、回答者側になって、誰かの質問に答えてあげるのもよいでしょう。
以上、機械では解決できない問題を、人力で解決してくれるアプリたちでした。今や、人力頼る時ですら、アプリが役に立ってくれるのですね。
もっと自動化が進めばこれらのアプリも役目を終えるのでしょうが...それは、まだもう少し先の話になりそうです。
画像[Wikipeida]