現在、娘のお父さんであるあなたにオススメしたい、そうじゃない人にもオススメしたい。そんな写真集が発売されました。
その名も「むすめと!ソラリーマン」(青山裕企著、協力=美少女図鑑、KADOKAWA/メディアファクトリー )
TwitterやNAVERまとめで話題になっているこの写真集、父と遠く離れて暮らす筆者の胸にも来るものがありました。
ちょこっと紹介させてくださいね。
お父さんが跳ぶ! 跳ぶ! 飛んでいる!
早速買ってきました。表紙だけでもなんだかじわじわと面白いですね。中をちらっとみると、色んなお父さんがおすまし顔の娘の隣で跳んでいます。軽やかに、全力で、力強く! ジャンプ力半端ない!そして、美少女図鑑が協力しているだけあって、娘さんは美少女ぞろい!なお、ジャンプはすべて加工などしていないそうです。やはり娘の前では気合いを入れてしまうのが父心というものでしょうか。
みなさん、着地時のことが少し心配になりました。
ソラリーマンとは?
写真集のタイトルにもなっている「ソラリーマン」ですが、ソラリーマンとはスーツでジャンプしているサラリーマンのことを言います。
今回は3冊目の「ソラリーマンシリーズ」になります。テーマは父娘。
写真家・青山裕企氏はソラリーマンを撮ることによって「記号的存在から個性を引き出す」ということに挑戦しているそうです。確かにサラリーマンと言えば、スーツに身を包んでどこにでもいる存在で、普段は雑踏の中に紛れているかもしれません。しかし、そんな彼らも跳ぶことで魅力的な本質が見えてくるのだから不思議ですよね。
"画一的に見えるサラリーマンも、 きっと誰かにとってのヒーローであり、 おかしみのある個性的な存在である。"
4ページより父娘の交流にじんわり...
「むすめと!ソラリーマン」には父娘のツーショットの他に、父から娘へ、娘から父へのメッセージも紹介されています。
『東京へ行っても元気でがんばれ』『18年間大切に育ててくれてありがとう! なんだかんだ、大好きだよ!!』
84、85ページより。など、短いメッセージの中に込められた父娘の愛情に心が温かくなりました。
娘も思春期になると、父親と親しく過ごすことは少なくなるかと思います。
この写真集はそんな時期の微妙な関係を少しだけ近づけてくれている、そんな気がしました。
私も、たまには実家に帰ろうかなと思います。
「むすめと!ソラリーマン」(青山裕企著、協力=美少女図鑑、KADOKAWA/メディアファクトリー )
写真家 青山裕企