この一週間は、通常よりリーズナブルな音声通話の仕組みと、「携帯電話キャリア」等のスマホ周辺に関わる企業や人々にまつわる話題を紹介してきました。「知っているようで意外と知らない」こうした用語をおさらいしていきましょう。
IP電話やプレフィックス割引を知ろう
固定電話では広く利用されるようになっている『IP電話』は、通話時の音声をデジタルデータに変換してパケット通信でやりとりする仕組み。携帯電話/スマホでも、「050」から始まる電話番号でIP電話を利用できるサービスがいくつかあります。従量制の携帯電話での通話料金よりも全体的におトクになるのが魅力です。
また、相手の電話番号の頭に特定の番号を追加することで格安通話ができる『プレフィックス型通話料割引サービス』も増えてきましたね。定額通話プランがない格安スマホのユーザーなら、特に注目したいサービスです。
キャリアやメーカー等、スマホに関わる人や企業を知ろう
解説記事: 携帯電話会社を「キャリア」って呼ぶのはどうして?
自前の通信回線を持っている通信事業者は、「音声やデータを運ぶ=carrier」という意味合いで『通信キャリア』と呼ばれます。携帯電話においてはドコモやau、ソフトバンクがこれにあたりますね。これらのキャリアは、自社の電波が圏外になる場所や海外などで『ローミング』して提携事業者の設備での通信サービスをすることもあります。
解説記事: メーカー? デベロッパー? 何を作る人達なの?
また、はっきりと役割が分担されているわけではないのですが、スマホ端末のハードウェア(機械の部分)を作る企業を「メーカー」、ソフトウェア(アプリ)を作る人々を「デベロッパー」と呼ぶことが多いようです。iOSやAndroidの端末の場合は、アップルやグーグルが作ったOS(基本ソフト)などの基礎部分「プラットフォーム」に基づいて独自の端末やアプリを作っていきます。
さて、「おは用語」では今後も引き続きタメになるスマホ用語を解説していきますよ。
それでは来週も一週間、スマートに!
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