A: しません。
連休明け、五月病になったりしていませんかー? 皆さん、「おは用語」!
パソコンやネット、スマートフォンを使っていると嫌でも耳にするキーワード『コンピュータウイルス』。ですが、呼び名こそウイルスでも実際はコンピュータに危害を与えるために作られたプログラムの一種です。
人間や動物に感染が広がることはないけれど、しっかり対策をしておかないとコンピュータ機器のデータを破壊されたり、おかしな動作でトラブルが起きるなどの被害を受ける恐れがありますよ。
「伝染」「潜伏」「発病」する不正プログラム
まず、コンピュータにおかしな動作をさせる悪質なプログラム(アプリ等)のうち、以下の3つの機能を備えているものが「コンピュータウイルス」と呼ばれています。
- 自己伝染機能=ウイルスが自身をコピーすることで他のシステムに伝染する機能
- 潜伏機能=あらかじめ決められた発病の条件を満たすまでコンピュータ内に隠れている機能
- 発病機能=データ等を破壊したり、設計者の意図しない動作をする機能
誤って不審なアプリをインストールしてしまったときなど、つい「ウイルスかしら」なーんて言ってしまいがち。
でも最近ではこれらの3つの機能を持たない不正プログラムも数多く、ウイルスを含めた広義の言葉として「マルウェア」、あるいは「悪意のある不正ソフトウェア」「不正プログラム」と呼ぶことがあります。これらの用語は次回以降に解説していきますね。
ウイルス対策のためにやっておくべきコト
ウイルスからパソコンやスマートフォンを防衛する方法は、細かな設定や日頃の心構えからいろいろありますが、あまり難しいことを考えずにウイルス対策したいならひとまず「ウイルス対策ソフト(アンチウイルス)」をインストールするところから始めましょう。
Android端末のユーザーなら、厳選したセキュリティアプリ10本を取り上げた連載「どれ使う?セキュリティアプリ」から自分に合ったアプリを選んでみると良いでしょう。
なお、iPhone等のiOS端末には「ウイルス対策」を謳ったセキュリティアプリは存在しないようですね(過去の参考記事)。このあたりはアップル社の方針なのかもしれません。
それでは皆さん、今日も1日スマートに! 行ってらっしゃい!
セキュリティとスマートデバイスの話題はおまかせ! 毎朝のよくわかるデジタル知識「おは用語」バックナンバーはコチラナビゲーター: 佐藤遥(notall)[公式プロフィール/Twitter]
Photo by Thinkstock/Getty Images参考:コンピュータウイルス対策基準 [経済産業省]