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竹田恒泰
ブロマガ「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」 ▼第四号
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平成24年11月23日
お題「教育勅語はなぜ世界で認められたか?」
その4
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それが中村正直(明治のベストセラー「西国立志編」の翻訳者)という人物です。
中村正直という人は、女子高等師範学校の学長です。
この方に教育勅語を起草させました。どんなものだったのか読んでみましょう。
#教育勅語(中村案)はじめ----
忠孝は人倫(じんりん)の大本にしてその原(もと)は天に出(い)ず。
忠孝の心は天を畏るるの心に出て天を畏るるの心は人々固有の性に生ず。
されば天を畏るるの心はすなわち神を敬ふの心にして、(中略)
人たる者にその生あらん限りは畏天敬神(いてん・けいしん)の心は消滅すべからざる者なり。
この心の発動は君父に対して忠孝となる、
その忠孝の心を拡めて世間に問へば、
仁愛となり、信義となり、万善の本源となり、徳義の根本となるものぞ。(中略)
吾(わ)が心は神の舎(やどり)する所にて天と通ずる者なり。
天を畏れ神を敬ふには、先ず我心を清浄にして誠実なるを旨とせよ。
我心清浄ならず誠実ならずしては、
いかほどに外面を装ふとも天意には叶ふまじきぞ。
天意に叶はざる虚偽の行ひは、君父に対して真の忠孝にあらざれば、
世間に向てもまた真の仁愛ともならず、真の信義ともならざるなり。
#教育勅語(中村案)おわり----
どこか、少し匂いますね。異質なものを感じた人も多いでしょう。
何故匂うかというと、「天を畏るるの心」とか、
何故匂うかというと、「天を畏るるの心」とか、
「神の舎(やどり)する所にて天と通ずる者」とか、天や神の語が頻出しています。
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