台風19号では、相模川流域に500年に一度といわれる雨が降りました。
 
そのため、相模川水系の城山ダムでは緊急放流(正式には異常洪水時防災操作といいます)が行われました。
 
城山ダムの河床高の標高は72mあります。その上に砂が貯まることを想定した最低水位の高さ、つまり水底は標高95mの高さです。
 
城山ダムの水は水道にも使いますので、それを考慮すると最低水位は113m(つまり水の深さ18m)を維持しなければなりません。
 
台風19号の接近直前の城山ダムの水位は117.5mでした。
 
台風19号の接近に伴い、ダムは予備放流をはじめ12日の朝9:30には水位が最低水位113mまで下がりました。
 
「予備放流」とは、水道などの利水に必要な容量を残した上で放流することをいいます。
 
「事前放流」とは、利水者の了解を得て、本来残しておく必要のある水量以下まで放流することを言います。
 
城山ダムでは、予備放流後、猛烈