最近のニュースにアメリカの首都ワシントンDCの州兵が登場していました。
 
私は学生時代にワシントンDCに住んでいましたが、ワシントンDCに州兵がいるということは知りませんでした。
 
アメリカの州兵とは、1636年、入植地を防衛するためにマサチューセッツ湾周辺で組織された「民兵組織」が起源です。
 
独立戦争、南北戦争を通じて、戦争の長期化による常備軍の兵力不足を補完する戦力として、民兵組織が拡大していきました。
 
1789年、米国憲法修正第二条で、民兵(militia)の存在が憲法上で規定されました。
 
そして1916年、民兵組織を受け継ぐ州兵(national guard)が法律で組織されました。
 
1947年には空軍州兵が創立されました。
 
陸軍州兵及び空軍州兵は、朝鮮戦争、湾岸戦争に従事し、2001年の同時多発テロ以降、大統領令に基づき、24ヶ月を超えない期間で連邦任務のために州兵が動員できることに