コロナワクチンの高齢者接種が始まりました。

高齢者向けの接種は、ファイザー社のワクチン「コミナティ筋注」を使用します。

このファイザー社のワクチンの世界的な治験は、昨年7月に始まりました。

治験では、ワクチン接種者と偽薬(生理食塩水)を注射した人を比較して、発症数や重症化数を比較して有効性を確認します。

そのため、欧米と比べ、コロナウイルスの感染者数が桁違いに少ない日本は、有効性の確認に時間がかかるため、治験の対象から外れました。

日本では、3ヶ月遅れて昨年10月に、ファイザー社のワクチンの安全性に関する治験が始まりました。

アメリカでは昨年12月にファイザー社のワクチン接種が始まりましたが、日本では2ヶ月遅れて2月に医療従事者に対する先行接種がスタートしました。

ファイザー社のワクチンに対する世界的な需要が当初よりもかなり増えたため、ファイザー社は、ベルギーの工場のワクチン製造ラインを増