プーチンによるウクライナ侵略は、世界経済にもさまざまな影響を及ぼしています。

特にロシアからの天然ガスに依存しているヨーロッパのエネルギー危機は、日本でもさかんに報道されています。

しかし、今回のウクライナ侵略は、世界の食糧にも大きな影響を及ぼしています。

ロシアとウクライナ両国であわせて国際市場のなかで小麦の30%とトウモロコシの20%を供給していました。

さらにこの両国で国際市場への供給でみると、ひまわりの実の75%、大麦の33%を占めています。

ロシアはウクライナからの食糧を制止し、また、経済制裁が進む中で、国際社会とロシアとの穀物取引が停止しています。

この結果、1350万トンの小麦、この両国の輸出量の23%、と1600万トンのトウモロコシ、両国の輸出の43%、がこの両国に滞留している状況です。

さらに貨物船がミサイルで攻撃されたということもあり、黒海を航行する船舶の保険が急激に上