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外務大臣の時、アメリカのポンペオ国務長官と二人で朝食を食べながら北朝鮮について意見交換をしていたことがあります。
その時突然、国務長官が「一つ質問していいか」と訊いてきました。
「え、なんでもどうぞ」と答えると、真顔で「なんでいつもそう直裁的な話し方をするんだい」
「私の英語はアメリカの高校、大学時代に学んだ学生英語だから、外交官のようにもってまわったような話し方はできないんだ」と答えると、爆笑しながら「ハッハッハ、タローはそこがいいんだよ」
多くの外務大臣は、母国語でなくとも英語で会談します。
私のカウンターパートで例外だったのは、例えばフランスのルドリアン大臣、ロシアのラヴロフ大臣、中国の王毅大臣。
それでもロシアのラヴロフ大臣は、夕食会などで隣同士になると、英語でジョークを言いますし、二人だけで話をしようというと英語になります(私がロシア語をできないこともありますが)。
会議の中での
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