2025年度予算の審議の中で、高額療養費の上限額が議論になり、国会で予算が修正されましたが、その額は200億円です。
国民医療費が2022年度で46.7兆円、これからも高齢化と少子化が進み、医療費は膨れ上がり、一人あたりの負担が更に大きくなることが予測される中で、医療費全体をどう削減するかということを議論しなければなりません。
例えば、人工透析の医療費は、年間約1.6兆円、医科診療医療費33.8兆円の4.7%を占めています。
透析医療費は一人月額約40万円ですが、2023年度末の慢性透析患者数は343,508人、人口100万人あたり2762人です。
がんの医療費が年間約4.3兆円、循環器関係の疾病の医療費6兆円等と比べても、決して少ない数字ではありません。
そして、毎年約38,000人が新たに透析を受けるようになっています。
透析患者も腎臓移植を受けることができれば、透析から離脱することが