グラフは1980年度からの税と社会保険料の推移です。

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1980年度からの税と保険料の変遷を見ると、税の引き上げは政治的なコストが大きいのでなかなか引き上げられず、その分を保険料の引き上げでカバーしたために保険料が非常に上がってきたのがよくわかります。

しかし、保険料は、国民年金のように収入にかかわらず一定額を負担するか、厚生年金のように給与収入に対して一定率を負担するものになります。

そのため保険料を引き上げたことで、現役世代の負担が増え続けてきました。

また年金も医療も保険料を算定するための報酬月額には上限があり、どんなに給与収入が多くとも、その報酬月額上限以上の給与収入には保険料がかかりません。

そのため給与収入が多い者の負担は割合で見ると少なくなっています。

現在の国民健康保険料は、ほとんどの自治体が資産割を取り入れていないため、多額の資産を持っているが給与収入が少ない者の負担は軽