東京電力福島第一原発の汚染水処理が三月末には終わらず、五月末まで延びることになった。
このことについて自民党の行革推進本部で内閣府・経産省からヒアリングをした。すると、どうも話が違う。
現在、原子炉に毎日320トンの冷却水が投入されている。
それに加えて地下水が毎日300トン流入してくる。
さらに、海岸のそばでくみ上げられている高濃度の汚染水が毎日100トン、合計して毎日720トンの汚染水が発生している。
この720トンはキュリオン、サリーと呼ばれるセシウム吸着装置を通り、まず、セシウムが取り除かれる。
その後、淡水化装置で塩分が抜かれ、真水320トンが再注水に回され、塩分が残ったままの400トンが貯水タンクに貯められる。
2月5日の時点で241,900トンが貯められている。
そしてこの汚染水がALPSと呼ばれる他核種除去設備を通されて、トリチウム以外の核種がかなり取り除かれた状態で貯水タ