殺人や強盗からひったくり、すり、空き巣などの犯罪数(刑法犯認知件数 平成27年は暫定値)は、平成14年の2,853,739件から13年連続して減り続けて、昨年は1,099,048件と戦後最少になりました。

人口千人当たりの刑法犯認知件数である犯罪率も8.65件と戦後最少、殺人も戦後最少であった平成25年を下回り、933件とやはり戦後最少になりました。

刑法犯の検挙率は32.5%、重要犯罪の検挙率は72.3%と16年ぶりに70%を上回りました。

平成14年ごろは、窃盗の被害額は約3000億円に対し、詐欺の被害は500億円程度でした。

ところが窃盗の被害額が大きく低下したのに対し、詐欺の被害が800億円程度に増加し、とうとう一昨年は詐欺の被害額が初めて窃盗を上回りました。

詐欺のなかで振り込め詐欺の1件当たりの現金被害額が300万円程度であるのに対し、その他の詐欺が1件当たり100万円強となっ