演題は、お願いされたもので、極めて時流に沿った演題でしたが、お話の中身は、もっと深く、歴史観や世界観に裏打ちされたものでした。
経済の世界的な動き(特に経済危機)
日本の人口動態
「民主国家の罠」ともいうべき観点
この3つの観点から混沌としている政界の今後の方向や指針を読み解いていくといくつかの潮流と自分の立ち位置が見えてきます。
私は政権交代前、政権交代をためらう人たちに「埼玉県の上田県政を参考にしてください。一人一人の力を引き出すことで日本一、効率的な行政を実現するとともに倒産・犯罪件数を減らし、生きがいを実感できる生活を支えています。」
と申し上げてきました。
「民主党政権が実現したら」という私たちの思いは、未だ達成できていません。
現状に流されて官僚主導に戻りマニュフェストを断念するということは、民主的な政権の正統性さえも否定することです。確かに一部メディアで「実現できなかったことばかりが言い募られていて、画期的に変えたところは影に隠れてしまっている」のも事実だと思いますが、そのような現状を生んだ「説明不足」そのものを謙虚に反省しなければなりません。
==== 講演内容は非開示です===
世界的な危機が頻発する構造そのものを変えようとする「人間の安全保障」「緑の分権改革」を中心とする私たちの理念が間違っていないことを、上田知事のお話を聞きながらも確信しました。