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情動を消し去る3つの方法その2 イヤな出来事の記憶に『うれしい』という情動感覚を結びつける
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情動を消し去る3つの方法その2 イヤな出来事の記憶に『うれしい』という情動感覚を結びつける

2013-07-15 19:00
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 こんにちは、苫米地英人です。毎日暑いですね、三連休の最後の日ですが、夏バテは大丈夫でしょうか。

 次回の生放送は7月23日(火)21時からの予定です。


どうやら、質問に答える形式のやりかたが、評判がいいようですので、また質問や悩み相談に答えたりするフリートークスタイルで行きたいと思います。
 また、旬のニュースについて感想をのべたり、私の身の回りのオフレコトークをしたりもいたします。

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 今回は前回に引き続き、〝情動〟を消し去る方法についてです。繰り返しになりますが、イヤな出来事が降りかかることは自分の力で防ぎきれるものではありません。しかし、そのときのことをどう記憶するかは自分の問題です。脳は自分の身体の一部ですから、身に降りかかったイヤな体験や情動を無害なものにすることは、比較的たやすいはずです。自分で受け止め方を変えればいいのです。それをうまくやる、苫米地式の方法の一つ、というわけです。

 前回は「高い抽象度で考える」という方法でしたが、今回は「イヤな出来事の記憶に『うれしい、楽しい、気持ちいい、すがすがしい、誇らしい』という情動感覚を結びつける」という方法をお教えします。

 

情動的記憶が長期にわたるとイヤな記憶に囚われる


 イヤな出来事の記憶を「嬉しい、楽しい、気持ちいい、すがすがしい、誇らしい」という情動感覚と結びつけることについて説明します。

 脳は失敗を記憶するようにできています。しかし、私たちは、明らかにこんな失敗の記憶はいらないというものまで記憶してしまいます。たとえば、いわれのない誹謗中傷はその代表例でしょう。

 組織的な追い落としなどで誹謗中傷が行われているならば、具体的に戦うことで、いくらでも前頭前野が働くため、情動が長期記憶化されることはないと思います。

 しかしネットの書き込みや攻撃に代表されるような誹謗中傷を受けたときは、意外に尾を引くものです。

 パソコンに向かっている場合は、個人が余計な雑音無しにひとりで情報に向き合っている状態が多いため、思いのほか深く傷つけられるケースが生じます。

 ネットに限らず、誹謗中傷などの個人攻撃などに有効な方法は、そのさいに過去の「嬉しい、楽しい、気持ちいい、すがすがしい、誇らしい」という記憶を引っ張りだすことがとても有効な方法です。

 これは、誹謗中傷だけでなくさまざまなシーンに応用できますから、身に付ければ何かとメリットの多いワザと言えます。

 人間がイヤな記憶に囚われてしまうようになるのは、その際の情動的記憶が長期記憶化していることが原因です。

 それが長期記憶化される理由は、その出来事が自分にとってものすごく不利であり、耐え難いという情報処理を脳が行うからです。

 その情報処理の主役は扁桃体であり、扁桃体の増幅作用に促されて海馬がそれをきわめて重要な失敗だと認識することになり、自分にとって不利であり耐え難いという情報処理が行われるわけです。

 とすれば、この問題は、脳がそうした情報処理を行わないようにしてやることで解決することができます。海馬がそれを、不利であり耐え難い重要な失敗だと認識しないようにしてやるのです。

 

どんな時にもプラスの情動を出す


「嬉しい、楽しい、気持ちいい、すがすがしい、誇らしい」という情動的体験は、誰にでも何度となくあると思います。

 みなさんは、まずその中でもっとも強烈な体験を具体的に思い出してみましょう。

 
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楽しかったこととか思い出せんよ 人間はマイナスの方が遥かに感情度高いんだから、半分もマイナスの情動を超えるプラスを思い出せるやつはいないだろう。もう少し精神医学が発展しないもんかね

No.1 123ヶ月前
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