スケールモデル祭り2021にエントリーしてくださったみなさまの作品をご紹介します。
 

エントリーNo.62
 
 
モデラーネーム:餃子大王
 
 
作品タイトル:「京都市交通局10系1次車」
 

使用キット:1/80 フルスクラッチ


製作コメント:
1981年の京都市営地下鉄の開業に合わせて大阪の近畿車輛で製造され、現在は京都国際会館駅から地下鉄の終点である竹田駅から近鉄京都線に乗り入れて近鉄奈良駅の間で走っています。

当初は4両編成で製造されましたが、地下鉄延伸に伴い中間車2両を追加し6両編成になりました。当時としては珍しかったアルミ合金車体でシャープなデザインが特徴の車両です。

約40年京都と奈良を走り続けてきましたが、近年は老朽化が目立つようになり昨年から新車の20系との入れ替えが始まり、引退が近くなってきました。


【模型について】
今年もプラモ祭りでは参加できない紙製の車両です。お恥ずかしいながら完成状態で参加できるのは今回が初めてです(毎年すみません)。といいながら最後がバタバタだったので粗が多いかもしれませんがそこはご容赦いただければ幸いです。

今回はアルミ鋼体の車両なのでシルバー1色で塗装をしてしまうと間延びしてしまうので、ドア周りと窓周りはチタンゴールドを薄く塗り重ねています。ステンレス車両はある意味全体的にミラー状にしてあげればかっこよくなるのですが、アルミの塗装表現は勉強不足なこともあり、色々試してから塗装を行いました。

昨年参加した東武70000系から床下機器、クーラー、座席は3Dプリンターを使って再現をし、床下機器にはこの頃の車両に多いメーカーの刻印も再現しました。緑の帯の色も独特の色が使われているので色合わせが大変でした。



前回の車両で運転台周りをユニット化してよかったので今回も運転台周りのパーツはLEDを組み込めるようにしたユニットで作成し、行先表示器も蛍光灯らしく光るように作りました。

座席の色も悩みましたが、京都の地下鉄は毎年大きな赤字となっていたこともあり座席のモケットは薄くなるまで使用されているようなので少し明るめの色にしました。あとは、京都は市電の頃から車体に京都市のエンブレムを取り付けているのでこれも再現してみました。このエンブレムは次の新車にも取り付けられているのである種の伝統のようです。

屋根上配管はその電鉄の色が出る部位なのですが、この車両は乗り入れ先の近鉄によく似ており。屋根上の配管の数が多くそして長いのが特徴です。

現在の車両はなるべく屋上配管はすくなくする傾向があるので2020年に製造された東武70000系と
並べるとかなりの違いがあります。


【まとめ】
今年もスケモ祭の開催有難うございます。今年は完成車で参加することができました。色々あった1年でしたが、何だかんだで完成することができました。

実物の引退が迫る中、まだ実物が現役中に完成させることができたのも良かったと思っています。昨年は製作途中で提出となった東武70000系も現在は十分走れるようになっているので一緒に撮影してみました。

また来年も開催していただけるととてもうれしいです。来年も楽しみにお待ちしています。有難うございます。

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2022年1月にYouTubeLiveにて「スケールモデル祭り2021エントリー作品お披露目放送」を予定しております。お楽しみに!



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