今年もスケモ祭開催有難うございます。
今年も参加できることができてとてもうれしいです。
1989年~1991年に製造された車両で唯一JR化後に製造されました。
100系は編成中央にダブルデッカーがあることが特徴ですが、
この3000番台だけ4両連結していて目立つ存在でした。
この3000番台は『グランドひかり』として運行されました。
グリーン車には座席ごとにモニターの設置や食堂車、
売店など現在の車両にはない設備が充実していました。
最高時速270km/h(後ののぞみと同速度)で走行可能にされましたが、
2000年に食堂車の営業が終了し、2002年に16両での運転が最後になり、
その後は4両、6両化され2005年まで山陽新幹線での『こだま』として運転されました。
尖ったノーズが印象的で、背の高いダブルデッカーが印象に残っています。
運転士さんに相手をしてもらったことを今でも覚えています。
その後新幹線の沼に浸かり、プラレールでも買ってもらって大切にしていました。
模型を始めてからは必ず持ってみたい車両の1つになりました。
16両連結すると長さは約5m(餃子大王3個分)になります。
動力車は4両あり1両に2個モーターを装備する方式にしました。
客室内は配線が見えないように、
必要な配線類は実物のように天井や座席下を通すことで外からは見えないようにしています。
制御装置類はトイレやデッキに収まるようにすることで、
余分なものが外から見えないように工夫しました。
それでも少し粗が目立つ部分が出てしまったので、反省点も多くあります。
車体長が長いため、先頭車以外は全て前と後ろを継いで1両の車体を構成しているので、
強度を保つことに苦労しました。
先頭部は窓のパーツは3Dプリントしたのもですが、
それ以外は全てペーパー製で骨組みを作り、
ポリゴン化した状態にパテで表面をきれいにすることで作業の効率化と省力化を実現しました。
座席やデッキとのパネルは全て作ろうと決め、
市販されていない100系用の座席は3Dプリントしました。
3Dプリントとは言え、1300席以上の座席が編成内にあるので全て塗装、
設置するだけでも2か月以上掛かりました。
座席の塗装はプライマー、透け防止のブラック、
明るめのグレー、ホワイト、ヘッドレストマスキング、
座席ベースカラー、全体つや消し塗装と小さい部品のわりにかなりの手間が掛かりました。
本当は昨年のスケモ祭に出したかったのですが、
昨年2月時点でまだ車体の塗装をやっていたので、間に合わないと判断し、
今年晴れて提出できました。
16両ともなると、どの車両がどこまで作業を終えたか分からなくなったり、
終わりが見ない作業が永遠に続くので、この3年間モチベーションを維持するのが大変でした。
また新幹線の車両をやろうと思っています。
この車両をスケモ祭には絶対に出したいと制作してきたので、
今年なんとか提出できたのは大変うれしいです。
少し新幹線の魅力を感じて頂けると嬉しいです