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ひろりんさん のコメント

私は去年フアンになったばかり。。Xフアンの人ってなにがきっかけでフアンになったのかな・・って思ったりすることがありまして・・私も音楽からではなくよしきさんとういう人物に興味をもったのが始まりなんです。
No.1
96ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
最近、ある集まりに参加して、とても印象的なことがあった。 そのことと、Visual Japan Summit、そして映画「We Are X」で僕がインタビューに答えた内容に共通している、とても興味深い、そして大事なことについて書いてみたい。 僕が参加したのは、今年の春にある共通の体験をした、Xファンの集まりだった。 その集まりの主旨から、X JAPANへの理解や愛が特別に強くて深いファンの集まりだとわかるのだけれど、だからだろう、たまたま縁あって参加した僕にとっては楽しく幸せな時間だった。 で、せっかくの機会なので、僕がその人たちに『X JAPANのファンになった最初のきっかけ』について尋ねたところ、Xの作品やステージに接する前、『YOSHIKIという人間の姿』を観た瞬間・・・と答えた人が複数いたのだ。 音を聴くまでもなく、ただYOSHIKIの『人としての魅力』が伝わった瞬間ファンになる、というのは考えてみればとても凄いことだ。 僕はそのことが、X JAPANというバンドの持つ独特の魅力をそのまま表していると思った。 以前このブロマガで書いてきたように、Xのファンには、出会った瞬間にXの魅力を理解して、そのまま熱心なファンになった人が多い。ほとんどのファンがそうだといっても良いかも知れない。 とても不思議なことだけれど、音楽をしていない普段のYOSHIKIの姿を見た人にも、YOSHIKIの音楽への想いや、YOSHIKIの生きかたにある特別な『何か』が伝わったりするのだろう。 確かに、YOSHIKIにはそのような不思議な力がある。 超自然的なことに一切縁のない僕なのに、初めてYOSHIKIと会った時、彼の白いシャツには左の胸に深紅の血が見えたし、たくさんの人が打ち合わせをしている時、その部屋にYOSHIKIが入ってきた途端、すべての空気はYOSHIKIが支配してしまう。 まだメジャーで成功を収めていない、YOSHIKIが22〜3才の若い頃ですらそうだから、日本できちんと成功を収めた後ともなると、財界や政界の名だたる人たちが、どんどんYOSHIKIのファンとなり、良き理解者、後見人的な存在になっていってしまう。 そしてごく一部の例外を除けば、それらの人たちはYOSHIKIの音楽やパフォーマンスを観るまでもなく、会話でわかるその人間性に惹かれてファンになっているのだ。 そんなYOSHIKIの不思議な魅力を考えると、ここ数年のYOSHIKIの活動はとても正しいということがわかる。 なぜなら昔と違って、YOSHIKIはあらゆる場面で自らの生きかたや音楽に対する姿勢、そしてX JAPANというバンドの意味やファンとの関係などを、ありのままに伝えているからだ。 YOSHIKIがそういったことを過密スケジュールの中、軽々とこなしていけるのは、『そこに微塵も嘘がないから』だと僕は思う。 そこに微塵も嘘がないから、YOSHIKIは常に自然体でいられるし、自然体でいるから、その魅力が瞬く間に伝わって、観ている人を魅了する。 実に美しいスパイラルがそこにある。 20代のファンや、この1年でファンになった、という人の話を聞いていると、そのスパイラルを生むようなYOSHIKIの姿勢によって、最近またファンが増えていることを実感する。 今の『自然体のYOSHIKI』がメディアに登場することでYOSHIKIの人間性が伝わって、新たなファンを生んでいるのだろう。 これはまた、全世界的でX JAPANのファンが増えていることにも直結していると僕は思っている。 海外のファンの声やその様子をドキュメンタリー映像などで見ると、とても多くのファンが『YOSHIKIの生きかたや音楽に対する姿勢』についてコメントしているからだ。 さらに、僕が最もそのことを実感したのは、映画『We Are X』の監督、キジャックのインタビューを受けた時だった。 僕への質問に表れていたキジャックの関心と興味は、Xの音楽についてだけではなく、それと同じだけ、YOSHIKIの、そしてメンバーの人間性について向けられていたのだ。 それはとても幸せなことだった。 なぜなら僕にとってXというバンドの魅力は、その音楽だけではなくメンバーの人間性でもあったからだ。 メンバーとその人間性を深く理解するファンが共に織りなす物語こそ、Xというバンドの歴史そのものだったからだ。 キジャックがそれを深く理解している、と感じた僕は、映画『We Are X』の成功を、インタビューを受けた時点で確信した。 いま、自然体で人と接することでYOSHIKIの人間性がそのまま多くの人に力を与える場面が、どんどん増え続けているように僕には見える。 例えばVisual Japan Summitもそうだった。 あれだけの大イベントだから、始まる前まで、様々な不安要素がメディアなどで取り沙汰されていたけれど、実際に始まってみると想定外の素敵な場面がたくさん生まれ、最終的には参加したオーディエンスやバンドたちは、とても大きな幸せを得ることができた。 僕はいまも時々、あのイベントの幸せを確認したくてイベント前後に行われた会見やインタビューを観るのだけれど、どれを見てもYOSHIKIの自然体で無邪気な姿が魅力的で、圧倒されてしまう。 この数年で、YOSHIKIが変わったように僕が感じるのは、気のせいではないだろう。 MSG公演の様子を観て、僕はYOSHIKIが変わったことを確信した。 YOSHIKI自身がXになったのだと気づいた。 だとしたら、今のYOSHIKIがここまで自然体でとてつもなく大きい存在になった背景には、やっぱり大きな悲しみと向かい合い、そこから何かを乗り越えながら得たことが大きいと僕は思う。 Visual Japan SummitのステージでYOSHIKIがHIDEやHIDEの大切な人たちに向けて伝えた深い感謝の気持ちも、それを表していた。 HIDE、TAIJI、そして父。 大切な人との別れという悲しみから未来へ向って歩き続けた結果、他に類を見ないほど大きな存在になったYOSHIKIの姿から、同じようにそれぞれの悲しみを胸にする僕たちは、とても大切なことを学んでいるのかも知れない。 大切なことを背中で伝えてくれるYOSHIKIという存在・・・。 それは、運命共同体にはもちろんのこと、本来あるべき正しい大人の姿として、未来ある子どもたちにとっても、輝く光のような存在なのではないかと僕は思うのだ。
音楽プロデューサー 津田直士の 「人生は映画 主人公はあなた」
音楽プロデューサー/作曲家の 津田直士が、その経験から得た、「主人公という生きかた」をもとに、① 人生の悩みや迷いへの答えを分りやすく答える『その答えは』 ② 世間の話題や素晴らしい作品、アーティストプロデュースや音楽制作などあらゆるテーマで自由に綴る『本能が吠えるまま』 ③ 伝説のバンド X JAPANと共に過ごした記憶が瑞々しくリアルに綴られた著書「すべての始まり」に記されなかった舞台裏とプロデュースの原点を新たな視点で描く『夢と夕陽』 ④ 自分らしい人生を積極的に生きている人にインタビューをして、生きかたのヒントを見つける『ある人生 』といったブログを定期的に展開します。