• このエントリーをはてなブックマークに追加

なんとなく想うこと 1214


最近また不思議な感覚を覚えた。

それを説明してみたい。


3歳の頃から記憶が芽生えたとして、60年近く意識を持って毎日を過ごして来たことになる。

実に2万日以上の毎日を過ごし、数えきれないほど様々な経験をして来た。

何度笑い、何度泣き、何度落ち込んで何度幸せを噛み締めたかわからない。

そうした長い日々の積み重ねを感じることは、ある程度の年齢を重ねた人なら何度かあると思う。

僕も人生を自分で創る生きかたをしているから、何度もそうやって自分の長い人生の道のりを確認して来た。


今回またそうやって人生そのものを実感しようとした瞬間、過去にない感覚に包まれた。

自分が歩んで来た長い人生と、実際にこれまで自分が移動した距離が結びついたのだ。


例えばごく最近、僕は水晶と共にAlbum "Love No Limit"のリリースを記念してキャンペーンツアーで名古屋・大阪・福岡・札幌に出かけて来た。

これだけで5000kmも移動したわけだ。


物心ついた頃から今日まで、僕はいったいどれくらいの距離を移動して来たのだろう・・・

そう考えて、途方もないであろうその距離に深く感動したのだ。


もう少し厳密に言えば、重要なのはその距離ではなく、凄まじい距離を移動して来たことそのものが僕の生きてきた証だと感じたこと・・・そこに感動したのだ。

 

最近誕生日を迎えて、それを契機にではないけれどほぼそのタイミングで何となく思ったことがある。

自分の人生に、これまで無数に積まれた出来事とそこで生まれた様々な感情、幸せな記憶と残念な記憶、良いこと悪いこと…

それらが一体自分の人生にとって何なのか、ということだ。


 

 夏に大きな出来事や変化のあることが多い。
  
音楽プロデューサー 津田直士の 「人生は映画 主人公はあなた」

音楽プロデューサー/作曲家の 津田直士が、その経験から得た、「主人公という生きかた」をもとに、① 人生の悩みや迷いへの答えを分りやすく答える『その答えは』 ② 世間の話題や素晴らしい作品、アーティストプロデュースや音楽制作などあらゆるテーマで自由に綴る『本能が吠えるまま』 ③ 伝説のバンド X JAPANと共に過ごした記憶が瑞々しくリアルに綴られた著書「すべての始まり」に記されなかった舞台裏とプロデュースの原点を新たな視点で描く『夢と夕陽』 ④ 自分らしい人生を積極的に生きている人にインタビューをして、生きかたのヒントを見つける『ある人生 』といったブログを定期的に展開します。

著者イメージ

津田直士

小4の時バッハの「ロンドBWV.1067」を聴き音楽の本質に目覚め、14歳の頃、ピアノを触っているうちに “音の謎” が解けて突然ピアノが弾けるようになり、作曲を始める。早稲田大学在学中よりプロ・ミュージシャン活動を始め、卒業と同時にSony Musicに入社。‘03年、フリーランスの作曲家/音楽プロデューサーとしての活動を開始、作曲家としてSony Music Publisherに所属。’11年からは、音楽業界の現状に危機感を覚え、出身母体のソニーミュージックをベースとして、新しい才能の育成とプロデュースを本格的にスタート。今後その才能が順次世の中に登場していく。

https://www.tsudamia.jp/tsuda-book
メール配信:あり更新頻度:毎週月曜日&不定期※メール配信はチャンネルの月額会員限定です

月別アーカイブ