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  • 「BLUE BLOOD」曲解説〜アルバムライナーノーツより

    2024-04-21 14:50

    リリースから35年経った今も「BLUE BLOOD」が世界中の人達に愛され、バンドとファンが「Xという物語」を共に紡いでいく強い力になっていることに深い感動を覚えます。

    X JAPANとその作品、そしてファンと紡いでいく物語が永遠であることを心から願っています。「BLUE BLOOD」リリース35周年記念として、僕の書いたライナーノーツから曲解説の部分を掲載します。


    「BLUE BLOOD」曲解説 
    〜アルバムライナーノーツより

    「PROLOGUE 〜WORLD ANTHEM」
    マホガニー・ラッシュ&フランク・マリノのWORLD ANTHEMが原曲。
    Xと46名のフル・オーケストラの共演である。
    アルバム・テーマを暗示する詩から、BLUE BLOODへ。

    「BLUE BLOOD」
    現実には存在しない、青い血・青い涙。もう一つ別の次元世界から人間の感情を見つめる、YOSHIKIらしい曲。
    サウンドは、まさにXである。

    「WEEK END」
    哀しく、リアルな歌である。
    映画を観るように、主人公の哀しみを感じとって欲しい。
    “最後の涙”を流した瞬間、主人公は何を思ったのだろう。

    「EASY FIGHT RAMBLING」
    Xとしては初めてのシャッフル曲。TAIJIとHIDEが基本形を作り、TOSHI、YOSHIKIもメロディー作りに参加、最終的にX作曲となった。
    TAIJIのアレンジセンスが光る、Xの新しい方向性を予感させる曲。

    「X」
    ファンにはお馴染みの曲。作られたのは’85というから、何と4年の歴史を持つ曲である。オルガスムとカップリングで、’86年に自主制作シングルが発売されている。

    「ENDLESS RAIN」
    Xとしては初めてのメジャー・バラード曲。失ったものの悲しみは、終わらない雨を待ち続ける。
    他のハードロック、メタル系アーティストではまず聴くことのできない美しいメロディーが、Xのオリジナリティを象徴している。

    「紅」
    ライブで演奏が始まると、会場内にひとつのシンパシーが張りつめるXの代表曲。自主制作アルバムでは英語バージョンだったが、今回は日本語バージョンで収録。
    歌詞の“おまえ”を自分の心に置き換えて聴いてみると・・・。

    「XCLAMATION」
    #1(前半)の打楽器は、インドのボンベイにて収録された。演奏は現地のミュージシャン。GUITAR及びシンセサイザーはすべてHIDEによる多重録音である。
    #2(後半)は、TAIJIのチョッパーで始まる民族的なインストルメンタル。Xのカオス面が表現されている。

    「オルガスム」
    今回のアルバム中、最も速い曲。
    ライブのハイライトでこの曲が演奏されると、日常生活で封じ込められていた無数の若いエネルギーが一斉に爆発する。
    SEXUALな意味合いを超え、生命の本質的なエネルギーを揺り動かすレベルでの「オルガスム」。Xの「限界を知らないエネルギー」を表現する曲である。

    「CELEBRATION」
    HIDEとTOSHIによる合作。HIDEのR&Rスピリットと言葉のセンスが光るナンバー。語りの「・・・まま母にけりを入れて、本当の舞踏会へと行きましたとさ・・・」をはじめ、歌詞の全編に込められたHIDEのポジティブなメッセージが、その裏に潜む優しさ、R&Rの荒削りなサウンド、TOSHIの太い声と相まって感動を呼び起こしてくれる。

    「ROSE OF PAIN」
    400年前、ヨーロッパで現実にあった話をもとに作られた組曲。
    自らの美しさを保つために、何百人もの女性を殺した、とある国の伯爵夫人。その凄惨な光景を黙って見続けた薔薇の嘆きは、YOSHIKIの嘆きでもある。
    しかし、この嘆きは勧善懲悪というような簡単な図式で片付くような単純なものではない。美醜も善悪も、喜怒哀楽もすべて飲み込んでしまう宇宙の静けさの前に立った時、何を信じ、何に答えを求めるべきか途方にくれたYOSHIKIの姿が、この嘆きに表現されているのである。
    美や愛や感動だけを求めるには、あまりに小さい人間の存在。
    美を求めれば醜が、愛を求めれば哀しみが必ずつきまとう。
    終わりのない芸術への旅は、この作品をきっかけに、より深く模索されていくことであろう。
    Xの壮大でドラマティックな要素をフルオーケストラがフォローしてくれる、アルバムのクライマックス。

    UNFINISHED
    YOSHIKI
    のピアノがリリカルに歌う、静かなラブ・バラード。他の曲が原色の組み合わせだとすれば、すべてが中間色で彩られた、切ない曲である。疑いを知らない美少女のようなメロディーが、優しく心を包んでくれるうちに、アルバム「BLUE BLOOD」は幕を閉じる。

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    株)津田直士事務所スタッフよりお知らせ

    「伝説のライナーノーツ」・・・X JAPAN(当時はX)の共同プロデューサーとして、数々の名曲をメンバーと共にレコーディングしアルバムに収めた津田直士が、「BLUE BLOOD」「Jealousy」「破滅に向かって」「ART OF LIFE」のブックレットに刻んだ深い想いと、実際のライナーノーツ本文で構成されたXというバンドとメンバー、そしてファンのエネルギーの持つ大きな意味が、強く心に響くファン必須アイテム。(巻末にライナーノーツ 手書き原稿の一部を復刻収録)

    「津田直士 人生講座」・・・hide共同プロデューサーI.N.A.主宰のワークショップ「電脳音楽塾」
にて2017年から2年間にわたって開催され多くの受講生に親しまれた「津田直士 人生講座」が、終了後4年間 経った今、いよいよ復活! 

    「Xという物語」・・・元X JAPAN(X)制作ディレクター 共同プロデューサー 津田直士が、自らの著書を元にXの記憶とメンバーの横顔などを語る配信番組。

    「YOSHIKIの凄さ」・・・X(X JAPAN)元Co-Producerの津田直士がYOSHIKIの魅力を伝えるコンテンツ。YOSHIKI本人と所属事務所へ事前に報告し、正式に許可を頂いた上で配信している配信番組。

    ☆ 津田直士ニコニコチャンネル  https://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi

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    前回、夏のトークショーよりもわかりやすくて、さらに心に響く内容を、きちんとお伝えします。
    話の途中を含めて、質問も大歓迎。
    リラックスした雰囲気の中、楽しくて感動的で、気がついたら皆さんの未来が少し明るく感じられる、そんな時間にしたいと思います。
    また、当日は会場の好意によりデジタルピアノも用意して頂くことになりましたので、ご要望にお応えししてTsudaPianoの新曲『孤独が生む永遠の光』など、ピアノ演奏もします。
    ぜひお楽しみに・・・。

     
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    ” 津田直士 Talk Show 0413 ”

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