マロンさん のコメント
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先日、僕のニコ生の配信中、Xに関する「夢」について・・・というテーマのコメントを募ったところ、たくさんのコメントを読み上げているうちに、「Xジャンプをしてみたい」というコメントが目にとまった。 〜Xジャンプをするのが夢〜 この、無邪気で何てことはないメッセージに強く胸を揺さぶられた僕は、生放送中にもかかわらず泣いてしまった。 Xファンが、ライブ会場でメンバーとひとつになる至高の時間の象徴ともいえる、Xジャンプ。 過去、僕のニコ生では、ナビゲーターのあくあくんと共にXジャンプの流儀などについて話したりするなど、番組を観てくれているファンにとってXジャンプというのはある意味、必須の共通認識事項のようなものだと僕は勘違いしてしまっていたのだ。 しかし、このところ僕のフォロワーなどにも増えている、ごく最近ファンになった人たちにとって、Xのライブ参戦は、願っても実現不可能である場合が多い。 そしてまた、出会った瞬間コアファンになってしまう傾向の強いXらしく、たとえライブの経験がなくても、とてつもなく深い想いをXに寄せているファンは多い。 そうして、今回コメントを送ってくれた人のように、Xに関する「夢」の答えが「Xジャンプ」というファンが何人も存在することになる。 実際この時、もう1名、全く同感だとコメントしてくれた人がいた。 番組の後で、最初にコメントした人は数ヶ月前から、そしてもう1名の人は2017年以降からファンになったことを、それぞれ教えてもらった。 つまり一人は幕張メッセのライブなど、かろうじてチャンスが無くもなかったけれど、最初にコメントしてくれた人などは、現実問題としてライブへの参戦が今はまだ不可能で、Xジャンプを経験したくてもできないのだ。 「Xジャンプをしてみたい」という夢が、近い将来に叶うことを、とにかく願うばかりだ。 小さな頃から、僕は誰かが楽しそうに嬉しそうにしているのを見るのが好きだった。 理由はわからない。 自分自身に対して何か諦めのようなものがあったのかも知れない。 自分は別に良いのだけれど、目の前にいる友達や家族など、誰かが楽しそうに嬉しそうにしていると幸せで、そうではなくてケンカをしていたり悲しそうにしていたりするとひたすら辛かった。 まあ人は誰でも皆、そうなのだろうけれど、僕の場合はその傾向が妙に強くて、例えば複数の人間と一緒にいる時、僕は自分の気持ちよりもそこにいる人たちの気持ちばかりを気にしていた。 家族の中ではあまり喋らず皆んながどんな状態なのか気にしていたし、仲の良い友だちと3人で歩いている時などは、僕ではない2人が笑って話していれば安心し、黙ってその少し後ろを歩いているだけで良かった。 もしかしたら、自分が何かをすることで、誰かがつまらなくなったり嫌な気分になることを恐れていたのかも知れないが、いずれにしても僕は、周りの人が楽しく嬉しくしていてくれれば、とにかく安心だった。 少し変わっているのかな、とは思ったけれど、それで十分幸せだったのだ。 一方で、たった一人でいる時の僕は、とにかく自分が何かを成し遂げる、ちゃんと意味のある人生を送りたい、と強く思っていたから、いつも何かにトライしては諦めるという、試行錯誤ばかりをしていた。 しかしそんな努力の甲斐あってか、僕はいつからか音楽で生きていく人生を歩み始めていた。 20才でプロのミュージシャンとなり、縁あってレコード会社のスタッフとなると、誰かが楽しそうに嬉しそうにしているのを見るのが好きな僕の性質は、大いに仕事に役立つようになっていった。 なぜなら基本的に音楽や芸術、エンターテインメントなどはみな「誰かを楽しませる」ものだったからだ。 「誰かが楽しそうに嬉しそうにしているのを見るのが好き」だから「誰かが楽しそうに嬉しそうに」なるようできることを全てやる。 それがそのまま僕の仕事になっていたのだ。 自分の人生は自分できちんと作りつつ歩んでいるから、あとはただひたすら誰かのために時間を使う・・・そんな生きかたが、僕にとってはとてもしっくりきた。 そして、やがて僕のそんな性質が大きな力を発揮する時が来た。 Xのプロデュースだ。
音楽プロデューサー/作曲家の 津田直士が、その経験から得た、「主人公という生きかた」をもとに、① 人生の悩みや迷いへの答えを分りやすく答える『その答えは』 ② 世間の話題や素晴らしい作品、アーティストプロデュースや音楽制作などあらゆるテーマで自由に綴る『本能が吠えるまま』 ③ 伝説のバンド X JAPANと共に過ごした記憶が瑞々しくリアルに綴られた著書「すべての始まり」に記されなかった舞台裏とプロデュースの原点を新たな視点で描く『夢と夕陽』 ④ 自分らしい人生を積極的に生きている人にインタビューをして、生きかたのヒントを見つける『ある人生 』といったブログを定期的に展開します。
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