津田直士さん のコメント
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名曲「Endless Rain」が生まれた意義はとても大きいものでした。 怒濤のライブが始まり全国各地で生のXを目の当たりにする人達にも、炸裂する激しさ に満ちたライブパフォーマンスと共に、YOSHIKIがピアノを演奏する「Endless Rain」 が、Xの豊かな音楽性を伝えましたし、さらにセカンドシングルカットとしてCDがリリ ースされると、「Endless Rain」は色々なメディアを通して、ライブはもちろん、Xの 存在すら知らない人達にも曲の美しさが伝わり始め、これがきっかけでXを好きになって いく人達も増えていきました。 また「Endless Rain」の誕生で「YOSHIKIが名曲を生む」ということも、ごく自然な ことになっていきました。 そして、もう名曲創りの源となる刺激、つまり名曲を生むための栄養のようなものを、 僕が提案したり、それを共有したりする必要はなくなりました。 1990年夏。YOSHIKIと僕はパリにいました。 「Endless Rain」を含む1st メジャーリリースアルバム「BLUE BLOOD」が大きな セールスをあげ、その成果をもとにYOSHIKIの希望する作曲合宿を、パリで行ったのです。 YOSHIKIはグランドピアノを備えたアパルトメントを借り、 僕はそこから少し離れた、ホテルに滞在。 カルチェラタンに近い静かな街は芸術の香りがしていました。 一瞬の気の弛みも許されない激動の毎日が続いていた日本を離れ、忙しかった日々 にはままならなかった作曲に、YOSHIKIが思う存分集中するためのパリ合宿です。
音楽プロデューサー/作曲家の 津田直士が、その経験から得た、「主人公という生きかた」をもとに、① 人生の悩みや迷いへの答えを分りやすく答える『その答えは』 ② 世間の話題や素晴らしい作品、アーティストプロデュースや音楽制作などあらゆるテーマで自由に綴る『本能が吠えるまま』 ③ 伝説のバンド X JAPANと共に過ごした記憶が瑞々しくリアルに綴られた著書「すべての始まり」に記されなかった舞台裏とプロデュースの原点を新たな視点で描く『夢と夕陽』 ④ 自分らしい人生を積極的に生きている人にインタビューをして、生きかたのヒントを見つける『ある人生 』といったブログを定期的に展開します。
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