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オフレコメモ 海洋放射能汚染前夜 政府の本音
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オフレコメモ 海洋放射能汚染前夜 政府の本音

2012-11-20 18:00
    けさ、久しぶりに築地市場を訪れた。旧知の仲買いに話を聞くと次のように返ってきた。

    「全体の5分の一くらいは店を閉めたんじゃないか。都の補償対応もまったく進まんし、もううちも限界だよ」

    ようやく築地にも外国人観光客(西洋人)の姿が戻ってきたようだ。それでもまだ3・11前と比べたら少ない。

    放射能事故による日本経済への影響は計り知れない。それは世界でも有数のブランド力を持っていた日本産海産物の輸出などの経済的打撃をみれば明らかだ。

    東京電力福島第一原発の放射能事故は、福島県のみならず、東京、いや日本の台所である築地にも決定的な一撃を食らわした。

    海洋リークによる地球規模の生態系破壊と日本への不信感はいまだに拭えない。

    少なくともあの4月4日深夜、政府の意図的な約1万1500トンの放射性汚染水の放出だけでもなければ、海外政府からはもっと違った目で見られていただろう。

    なぜ、日本政府(菅内閣)はあの日、犯罪的行為を決断してしまったのか。

    故・日隅一雄さんらと追及したあの夜を振り返りながら、私は、40万メモリークの中のひとつを公開する。

     
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